小説検定 (新潮文庫 な 88-1)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 82
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101262611

作品紹介・あらすじ

森鴎外がごはんのおかずにしていた不思議なものとは? 『1Q84』の冒頭で主人公が聴いているのは誰の曲? 動物、恋愛、旅など8テーマで小説にまつわるクイズを出題。古典的名作から近年のベストセラーまで、解きながらもっと本が読みたくなる、読書好きによる読書好きのための一冊ができました。マニアックな上級問題やテーマごとのコラムには、オドロキの文学雑学満載です!

感想・レビュー・書評

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  • 怪しげな著者名なので、ふざけたクイズ本なのかと思ったら、意外にもかなり読書欲を沸き立たせてくれる、読書案内でもありました。
    タイトルだけ知っているあの本は、そういう内容だったのか!と、読みたい本が、またまた増えてしまいました。
    基本は楽しいクイズです。
    自分の読んだことがある本が出てくるとちょっと嬉しかったかな。

  • 2014年ノンフィクション9位

    ブックオカでカバーをかけてもらった本です。
    ふだんは本を買ってもカバーをかけてもらうことはないんですが、この時期は特製のしゃれたものに変るんですよ。

    ブックオカは毎年秋に福岡市で行われる本のお祭りです。講演だったりバザーだったりいろんなイベントがあって楽しい(あまり参加できないけど)。

    私が特に楽しみにしているのが一箱古本市。届け出をすれば一般人でも本を売ることができる催しで、大濠公園そばのけやき通りの路地に即席の古本屋が並びます。思いがけない出会いがあってわくわくします!

    さてこの本は、漱石鴎外から辻村深月越谷オサムまで、日本の幅広い近代小説に関するクイズ集です。手軽に読めて、奥深い!
    ブックガイドとしても重宝するので一家に一冊ほしいところ。
    性描写の引用もありますが、気にしない気にしない。一粒で二度おいしい本です。

    ちなみに、著者の南陀楼綾繁(ナンダロウアヤシゲ)さんは一箱古本市の考案者。『一箱古本市の歩き方』という著書もあります。
    ブックオカでカバーをかけてもらうのに、これほどふさわしい本はありません。

  • 暇つぶしに良い。読んでない本が結構あるなあ。2015.4.4

  • 文芸カルトクイズ!
    初級中級あたりは消去法、なんとなく、文芸以外の知識(歴史とか)で正解できても、上級になると実際に読んだことがないとわからない状態になる。そこが難点。

  • 読んだことのある作品が問題に出てくると楽しいし、読んだことがない作品も読んでみたくなる面白い一冊。

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著者プロフィール

1967年、島根県出雲市生まれ。ライター・編集者。早稲田大学第一文学部卒業。明治大学大学院修士課程修了。出版、古本、ミニコミ、図書館など、本に関することならなんでも追いかける。2005年から谷中・根津・千駄木で活動している「不忍ブックストリート」の代表。各地で開催される多くのブックイベントにも関わる。「一箱本送り隊」呼びかけ人として、石巻市で本のコミュニティ・スペース「石巻まちの本棚」の運営にも携わる。
著書に『ナンダロウアヤシゲな日々』(無明舎出版)、『一箱古本市の歩きかた』(光文社新書)、『町を歩いて本のなかへ』(原書房)、『編む人』(ビレッジプレス)、『本好き女子のお悩み相談室』(ちくま文庫)、『蒐める人』(皓星社)、共著『本のリストの本』(創元社)などがある。

「2021年 『古本マニア採集帖』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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