ヒア・カムズ・ザ・サン (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 426
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101276335

感想・レビュー・書評

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  • 特殊な能力を持つ主人公とその愛する人の家族との物語。2つのストーリーがあって、最初の物語の方が個人的には好き。

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  • さらさら〜と読んだ感。どちらかと言えば、後の話のがいいな。やっぱ、どんな困った親でも生きて話せてる方がいい。有川先生だけど、甘い恋愛よりか家族愛系ですな。

  • 私はparallel (後半) の方がずっっと好き。
    自分の未熟さ、気の小ささに
    物語を通して気づくことができた。
    すごく愛に溢れたお話で、
    最後には思わず涙が出てしまった。
    parallelの方だけでも読んでいただきたい。

  • A person who is honest with no front and back is like the sun.

  • 7行のあらすじから作り出された2つの物語。
    少しぐらい似通う所があるのかなと思いきや、全く予想外の展開。両者とも持ち味があって、家族を想う父親の根底は変わらない。昇華方法が前者はかなり屈折してる印象。
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    前は全然違う2つの話だなぁと思った気がするけど、今回改めて読んでみて、違うようで一緒だなぁ、愛が溢れてるなぁと感じた。
    解説にも書かれていたけど、有川さんは読者を嫌な気持ちにさせない話を書いてくれる。そしてカッコいい台詞がちりばめられてる。素敵なお話をありがとうございます!

  • 物に残る記憶が見える男の話。
    でもその超能力はあまりグイグイ出てこなくて、人間の、親子の愛情の物語。

    二部構成になっているんだけど、個人的には前半の話が好き。

  • 同じあらすじからなる、ふたつのストーリー。
    できの悪い父親を許せずにいる気持ちはわからなくもないけれど、頑なすぎるかな。登場人物が個性的すぎるのも演劇用って感じだった。
    これを言ったら元も子もないのかもしれないけれど、主人公の心が読める能力は、必要ない気がするなぁ。
    全体的には、するすると読めた。

  • まあまあ

  •  手に触れた物に残る記憶が見えてしまう特殊能力をもつ古川真也という出版社勤務の編集者を主人公にした2編『ヒア・カムズ・ザ・サン』と『ヒア・カムズ・ザ・サン Parallel』を収める中編作品集。たった7行のあらすじを出発点として、同じ主題だが全く異なる物語が紡ぎ出されるという趣向を凝らした作品。
     特殊能力と聞いただけで、どこか現実離れした作品なのかと思いきや、実に人間味あふれる作品になっている。人間の持っている弱さや儚さ、辛抱強さが随所に表れていて、一瞬にして物語世界に引き込まれてしまう。
     わかりやすい言葉遣いで、ゆっくりとした言葉の間合いが感じられる。

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著者プロフィール

高知県生まれ。2004年『塩の街』で「電撃小説大賞」大賞を受賞し、デビュー。同作と『空の中』『海の底』の「自衛隊』3部作、その他、「図書館戦争」シリーズをはじめ、『阪急電車』『旅猫リポート』『明日の子供たち』『アンマーとぼくら』等がある。

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