ヤマダチの砦 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 133
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (373ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101366319

感想・レビュー・書評

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  • 最初に主人公が登場したときには、あまりのダメ人間っぷりにちょっと引いてしまいましたが(^^;、以降はアクションの連続で時代小説と言うよりもアクション小説という感じで楽しめました。
    チャンバラじゃない、弓や、長刀のアクションが新鮮ですね。
    ちょっと、主人公の成長が早すぎるのが気にかかりますが、シリーズ化が決まっていないとこんな感じかな。

  • 表紙が好みじゃなく永らく手が伸びなかった本である。いい加減パッと読んで処分してしまおうと読み始める。
    意外と面白く、なかなか引き込まれてしまった。魁と新三郎の絡みは微笑ましく、なんだったらBL感もあり目が話せなかった。というか、新三郎が絶世の美男である必要がBLを匂わす意外にあったのだろうか。
    ストーリーはいささかご都合感を感じざるを得ないが、それも愛嬌かなと思えた。
    人にすすめようと思えるほどではないが、機会があれば別の作品も手にとってみても良いかなと思った。

  • 長らく本棚に眠っていた本。
    とにかく続きが気になる終わり方。即、続編をゲット。
    次。

  • 育ちがよく背が高く端正な風貌なれど品性下劣な「新三郎」。父の使いで京へ出立するが箱根の峠でヤマダチ(山賊)に取り囲まれるが、窮地を救ったのは屈強な若者「魁」。彼は山から山へと渡り歩く民。
    ふ~ん、「新三郎」も途中で急に成長してしまうし、技法・心理描写・展開いずれも足りない。

  • 美しいが頼りない若武者新三郎と、屈強な山の民魁。
    二人の出会いと活躍が描かれる時代劇。
    だらしなかった新三郎が、魁とのこの出会いで成長してゆく。

    命を救われた新三郎が魁を思う気持ちは理解できるが、用心深いはずの魁があっさり新三郎に心を許す理由がいまいちわからない。
    が、深く考える必要はないのだろう。時代劇だし。
    勧善懲悪のこの世界を楽しめば、それでいい。
    うん、きっとそれでいいのだ。

  • 思わぬ拾い物をした、そんな感じです。表紙を見る限り流行りのライトノベル系時代小説を連想させますが、中身は結構グイグイ読ませる展開です。主人公の変身振りに若干浅いものを感じますが、続編も読んでみたくなりました。

  • 面白かった。

  • 店頭で目をひいて購入。時代物にしては軽快。各キャラクターがしっかり立っていて、面白い。遊び人の新三郎の目を見張る成長にはちょっと引いたけど、続編も読みたい!勧善懲悪って気持ちよい!

  • おもしろい。新たな時代劇を読む感じ。

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著者プロフィール

広島県出身、早稲田大学卒。作家、写真家。主な作品に「秘闘秘録 新三郎&魁」シリーズ『ヤマダチの砦』『隠れ谷のカムイ』『オニウドの里』『覇王のギヤマン』『アテルイの遺刀』。その他『首売り丹左』『晴れときどき、乱心』などがある。石本馨名義の写真集は『戦争廃墟』『団地巡礼』『見たことないサボテン・多肉植物』(小田康平著・中谷航太郎撮影)など。英・レアクション出版から刊行された『Photography and Japan(写真と日本)』にも作品が収録された。

「2020年 『刑事にだけはなりたくない 警務課広報係永瀬舞』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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