Story Seller (新潮文庫)

制作 : 新潮社ストーリーセラー編集部 
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (674ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101366715

作品紹介・あらすじ

これぞ「物語」のドリームチーム。日本のエンターテインメント界を代表する7人が、読み切り小説で競演!短編並の長さで読み応えは長編並、という作品がズラリと並びました。まさに永久保存版アンソロジー。どこから読んでも、極上の読書体験が待つことをお約束します。お気に入りの作家から読むも良し、新しい出会いを探すも良し。著作リストも完備して、新規開拓の入門書としても最適。

感想・レビュー・書評

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  • 2024/02/03 読了

  • 有名作家さんの短編集
    ミステリーやSFっぽいものまでバラエティで
    内容も裏切らないですし、私みたいな無知な初心者にはもってこいです。
    世の中いろんな作家さんがいてまだまだ未知の分野もたくさんありこれから開拓していきます。

  • 好きな作家さんが発掘できる短編集大好きです。
    有川浩さんのストーリー・セラーだけ読了しており、いつも好んで読む本が偏っているのもあり初めて本で泣いた思い出深いもので再度読んでも面白かったです。クリスマス間近ということもあり、光の箱も面白かった。我ながらいいタイミングで読んだと思います。
    この短編集で一番好きだったのは米沢穂信さんの玉野五十鈴の誉れでした。最後のゾクゾク感がたまらない。唯一読み直しました。言い回しも好きでした。読んだことのない作家さんだったので他も読んでみたいと思います。個人的にはストーリー・セラーの感動を玉野五十鈴の誉れがいい意味で掻っ攫っていきすごくよかったです。

  • 短編集。有川さんのお話で、泣きそうになってしまいました。
    2、3と購入しているので引き続き読みます。

  • これは豪華!読んだことはなくても、聞いたことある人ばかり。
    伊坂幸太郎、近藤文恵、有川浩、佐藤友哉、本田孝好、道尾秀介、米澤穂信。
    好きだったのは、伊坂さん「首折り男の周辺」、道尾さん「光の箱」、近藤さん「プロトンの中の孤独」だな。
    うーん、でも全部面白くて、一気に読んだ!
    道尾さんは弟もオススメしてたから、他の作品も読んでみたい。

  • それぞれの作者の特徴のよくわかる、短編集。でもちょっと怖い話が多かったので途中で断念した。

  • 内容軽めで読みやすいので、とっかかりには良さげ。
    米澤穂信の「玉野五十鈴の誉れ」にゾワゾワきました。ま、ちょっと後味は悪いですが。
    伊坂幸太郎のは再読でした。いつもながら暴力が辛くて読みづらいですが、我慢して読む甲斐はあります。

  • 有川氏の作品が読みたく、借りた。
    久しぶりに本で泣いてしまった。
    感想は多く語ると野暮な気がするのでここまでに。

    それ以外は…うーん

  • 伊坂氏の話は、いかにも伊坂氏っぽい話。
    近藤氏の話は、名作「サクリファイス」を思い出させる自転車レースの話。
    米澤氏の話は、「儚い羊たちの祝宴」で読んだことがあった。
    粒揃いです。

  • 首折り男の周辺/伊坂幸太郎
    ちょっとよくわからず。読み直してみたけど、よくわからず。うん。。。

    プロトンの中の孤独/近藤史恵
    爽やか。面白かった!

    ストーリー・セラー/有川浩
    連続するひらがなの威力…

    玉野五十鈴の誉れ/米澤穂信
    結構引き込まれた。途中出てくる作品がよくわからず。。教養がないのが悲しい。

    333のテッペン/佐藤友哉
    結局、何者なのか?どういう事件だったのか??よくわからなくて消化不良。

    光の箱/道尾秀介
    期待通りに騙されたけど、心地よい。読後感がよいお話は好きです。

    ここじゃない場所/本多孝好
    これも、結局あなたたちは何者??

    いろんな作者のいろんな話が読めてよかった。
    近藤さんと米澤さんは、他の話も探してみよう。

  • 米澤さんと本多さんが刺さった。他の本もいつか読んでみよう。しかし短編はやはり少し苦手。

  • 読んだことない作家さんが多いので、アンソロジーはいいかもと思い手に取った本。

    有川浩さんはたくさん、伊坂幸太郎さんはグラスホッパー、米澤穂信さんはインシテミルを読んだことあり。近藤史恵さん、佐藤友哉さん、本多孝好さん、道尾秀介さんは初めて。

    各ストーリー読み応えはあり、さすが有名作家さんだなぁと思いました。ただ、今の私は読書に、癒し、希望、幸福感などを求めているようで、この本のテイストは合いませんでした。

    もう少し違ったテーマのアンソロジーを読んでみようと思います。

  • よかったですね

  • 面白すぎる。
    そして、贅沢すぎる著者のラインナップ。
    これは、、、これは、、、800円じゃ惜しいほどの面白さ、、、、、、

    どの話も色とりどり、よりどりみどりで心底夢中になります。
    短編なのにどっつりのめり込ますほど。
    短編だから話が変わるたびに、大概頭の切り替えが必要になるところ。

    夢の中のように、3行くらいでクルッと新しい話に切り替わるくらいにどの著者も凄腕で、自分の話の中に読者をがっちり引き込んでから始まる。この感じ。

    もう読みながら、あっちこっちと振り回されてしまいます。

    短編なのに、先が気になりすぎてまとまった時間がないと読みたくない一冊です。

    だって、途中で止まりたくないんだもの。

  • いきなり夢中になるストーリーばかりだった。

  • この7人の短編集って、それだけで贅沢だと思うけど、書き下ろしだし、ちゃんと書かれているとても面白いお話たちでした。
    伊坂幸太郎のは多角的な視点(登場人物も短編なのに結構たくさん)から一つになっていくヤツで、最後のセリフがこれか!って思った。
    近藤史恵のはサクリファイスの前の話で、サクリファイス読んでたら二倍楽しめる。
    有川浩のは恋愛要素含んだお話。このエピソードであったような話、実際あるんだろうなぁ、というのと、確か旦那様が賞を取るまでかなり応援されていたはずだから、実話盛り込んだお話なのかなぁなど思い読む。
    米澤穂信は軽いほうじゃなく、満願系統の怖いヤツでした。
    佐藤友哉は初読みかな?何かの登場人物なのか、少し背景見えなかったけど、とても、面白かった。Story Seller2では333が444になるようです。
    道尾秀介のは少し叙述トリック入ってたけど、なくても十分面白かったのでは?挿入歌など小物の使い方も上手いと感心。
    本多孝好も多分初読み。これもなにかのシリーズの番外編なのか、背景わからないままの部分あったけど展開おもしろくて一気読みでした。


  • 6人の人気作家の短編を集めた、ベスト盤みたいな一冊。
    一冊で6人の話が読めるので、なんとなくお得感がある。
    全体的に軽い話で、サラっと読めるのもいい。

    次に何読もうかなーと迷ったときは、この本はオススメ。
    ただすでに2作読んだことがあったので、個人的には損した
    と思ったりして。

  • 不思議な余韻を残す話が多く華やかな雰囲気やほの暗い雰囲気、切ないものなど種類も豊富でそれぞれの個性が出ていて面白かった。

  • 贅沢です
    余りにも溢れすぎていて
    こんなに集めていいの??
    それもこんなに面白いのを!!
    うれしすぎる
    幸せでした

  • 読んだ順に。

    『StorySeller』

    ほぼノーコメント。
    前半、男女のやりとりが少女漫画みたいなやと思った。
    少女漫画読んだことないけど。


    『ここじゃない場所』

    思春期の10代はすぐ発病する。
    「人生ってなに??」病と
    「自分が存在する意味ってなに??」病。
    そして勝手に憂鬱になる。
    そんな若者に足りないもの…
    欠けてるもの…
    日常や未来がおもんないと感じてしまうのはきっと刺激が無いから。
    そりゃ1番の刺激っていうたらアレやんか。アレがあるんと無いんとではエライ違い。そうです
    それは恋です
    恋のひとつもせんと青春を嘆いたらアカン

    でも、ここで描かれている女の子像は、そんな「普通の子」とはちょっと違う。
    可愛いというか、愛らしくて憎たらしくてクール。
    そんな生意気オマセ女子が、ステキな失恋をするお話。
    消えぬなら 消してみせましょ 秋山くん♪
    「アゲハと秋山たちのケース」が掘り下げられた別の話も是非読みたい。


    『首折り男の周辺』

    でた―ッッ
    得意の物語同時進行。
    特技・首折りってのはリアリティありそうで無さそうな殺し方やから、殺人の残酷さが薄まって良いと思う。
    七尾もね

    こちらは「誰かの役に立ちたい」病。
    小笠原、自信持てよ―
    自惚れるくらいで調度いいんやから―
    虎の威を借る虎でええやないか♪
    大藪が、途中で死んだのには驚いた。
    しかも理由わからん変死。
    別に死なす必要ないやんけと思った。似た者同士が接触する場面がおもろいんちゃうん??って期待してたのに…
    でも、そうか、
    最後の、仲直りの一言のためか


    『プロトンの中の孤独』
    集団行動の話。


    『玉野五十鈴の誉れ』

    いつの時代の話やねん??
    アパルトマンとかクロケットとか笑
    難しい漢詩や化石化しそうな小説の一文が登場する。
    意味もルーツも分からんけど。
    五十鈴が顔を真っ赤にして純香を追っかける場面は良い
    純香に薦められた本はどんな内容やったんかな??官能系かな??
    純香と五十鈴の仲がとても微笑ましい
    でも、
    多感な年頃なのに、自分の感情を押し殺す術を心得ている五十鈴は悲しい。
    そんな彼女が抱える闇は深すぎる。
    「ですから、焼けました」
    推測やけど、
    焼けた原因は、ひょっとしたら大奥の仕業だったとか??
    それを知った五十鈴は、
    だったらお前の大切な者も同じ目に…と思ったとか??
    「…赤子泣いても蓋取るな…」
    スッとする結末にグッときたけど、
    それ以上に、ぞっとした。


    『333のテッペン』

    東京タワーの麓に、こんなに興味を湧かせるフロアがあったなんて知らんかった。
    「感どうする経済館」は是非行ってみたい。
    皆がスカイツリーにのぼせてる時に、おれは東京タワーを見学しよう。

    ずいぶん鈍くなった、とか以前の俺ならとか、子宮がどうとか、
    おぞましい発想ばかりする土江田は一体何モンやねん。
    導火線ぢりぢり野郎やな

    楽しいことは毎日起こる
    悲しいことも毎日起こる
    普通がいちばん。
    後味さっぱりしないラストは、逆に、いつまでも余韻が残るということ♪
    ありやな


    『光の箱』

    初Hのくだりは、吐き気がするほどロマンチックです

    嫉妬に燃えた女子は何をやらかすか分からんね―怖いね―、と呆れてたら、
    思てたんと違う真実やった。
    えげつな

    弥生の判断ミスが気になった。
    彼との日常が詰まったフィルムをダメにするか、
    彼とのこの先の関係をダメにするか。
    損して得とるのが正解やったんとちゃうか??
    そしたら14年後の彼は台車に轢かれることもなかったろうに。
    まぁ誤解と勘違いがあったからこそロマンチック度が倍増したわけで。
    小説は、ページをめくるだけで過去現在未来を行き来するから、読んでるうちにうまいこと騙される笑
    マサキの名前ややこしいねん笑

    美しいハッピーエンド
    最近のサンタは大人にも贈り物をくれるいい奴だ。

    2012年05月27日 

  • 短編だけど読みごたえがあって、それぞれの作家の特徴が出ていてオモシロイ。

  • これ、読んだのが昔過ぎてあんまり覚えてない…
    リマインド投稿
    と言うわけで、すごい印象に残ったのを二つ。

    一つは近藤史恵のプロトンの中の孤独。
    「なぁ、石尾。俺をツール・ド・フランスに連れてけ」
    「じゃあ、赤城さん、俺のアシストしませんか」

    圧倒的な能力を持つのに、人に馴染めず、団体には向いていないという石尾。
    自分の勝利にしか興味がなかった石尾が、段々変わっていく姿が気持ちいい。
    「赤城さん、俺、勝ちましたよね」
    彼は、団体で戦う方法を知り、チームで分かち合う勝利を知った。

    この話しには続きがあるそうで。
    いつか読みたい


    二つ目は、米澤穂信の玉野五十鈴の誉れ。
    これ、ちょっと怖かった。
    役目が解かれた時の五十鈴の表情は、あたしも純子と同じ恐ろしくて悲しかった。
    嘘でしょ?って思った。
    無関心が一番怖い
    でも、これが裕福で苦労をしたことが一度もないお嬢様と貧しくて小さい頃から苦労ばかり、誇りを持つことも許されなかった少女との違い。
    どこまでも、甘ったれで夢見がちで世間知らずで純粋だった純子。
    お嬢様の御役目として、言い付けを愚直に守り、ひたすらに役目を果たすこと、そうしなければ生きていけなかった五十鈴。
    五十鈴は辛かっただろう。
    純子にとって五十鈴が初めてできた、たった一人の友達だったように、五十鈴にとっても純子はそうだったはず。
    けれど、同年代にもかかわらず目の前に立つ圧倒的な身分の差。
    心の中に、鬱屈するものがあったのかも。
    「ともだち」そう言われるたび、やり切れない思いが生まれる、人間はそういうもの。

    最期は正直、ぞっとした。

    「あの子があたしの望みを叶えてくれなかったことは、一度足りともありませんでした」

    玉野五十鈴の誉れは、結局なんだったのか。
    考えると、あまりの澄んだ感情に寒気がする。

  • 伊坂幸太郎の首折男の周辺
     最後が良かった。
     首折男のための協奏曲を読んでみたい
    近藤史恵 プロトンの中の孤独
     スポーツ物はあまり読まないけどこれは
     すごく良かった!サクリファイスを読む!
    有川浩 ストーリー・セラー
     なんだかとても胸がいっぱいになった。
     成功の裏にある妬みや恨みに頭を圧迫された。
     ここまで信頼できるパートナー欲しいな。
    佐藤友哉 333のテッペン
     なんだか消化不良。モヤモヤ…本編読めば
     解決されるのかな…と思いつつ気が進まない。
    道尾秀介 光の箱
     ラスト良かった!短編ながら工夫もあって。
     ふんふん。こういう道尾作品は好きだな。

    米澤穂信さんのは、つい最近読んだので今回はスルー

  • 積読されていて断念された本、再び読む日もあるか

  • 結構前の本ですが、私にとってはイマイチでした。こうゆう本も、流行りがあることを学びました。残り三話はパスしました。

  • どれも面白かった!
    作り手の熱量と気合いを感じました。
    特に米澤さん、道尾さん、有川さんの作品が好きでした。

  • 米澤さん、道尾さんが好みでした。

  • 米澤穂信さんの「玉野五十鈴の誉れ」がよかった。
    ほかの作品も読んでみたくなった。

  • 素晴らしい作家さん達の短編集。
    どの話も引き込まれて、読み進めずにはいられませんでした。

  • 伊坂の作品が読みたくて購入した本です。伊坂以外の作品を読んでみた。個人的に近藤史恵の『プロントの中の孤独』、道尾秀介の『光の箱』が面白かったです。この本ではいまいちな感じでしたが、本多孝好も読んで行きたいと思った。

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