世界ニホン誤博覧会 (新潮文庫)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (273ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101370521

感想・レビュー・書評

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  • 「VOW」のワールド版!?

  • 2018/03/30 18:53:46

  • 【本の内容】
    「日本語でどづぞ」なる妙な看板に遭遇して以来、“海外で見かける不思議な日本語”に取り憑かれた著者は、世界中の収集家の協力を得、15年の研鑽を重ねた。

    本書はその集大成である。

    膨大なサンプルは、(1)地域の特徴(2)発生頻度(3)発生原因(4)隠された日本人観に注目して収集された。

    他に類を見ない研究を、どづぞゆっくワおたのし2下ざい。

    解読に役立つ「ソックリ文字早見表」付。

    [ 目次 ]
    はじめに「2010年『どづぞ』の旅」
    第1章 中国
    第2章 台湾
    第3章 韓国
    第4章 アジア
    第5章 ヨーロッパ
    第6章 北米・南米
    第7章 オセアニア
    番外編 日本「どづぞ」の逆輸入
    あとがき 「はみ出し中年」
    巻末付録1 「日本語でどづぞ」の分類
    巻末付録2 「ソックリ文字」早見表

    [ POP ]
    登場するのは、「いらっしゃいません!」「おいしいくわせもの」「かそ°く」など、各国の可笑しな日本語表記。

    元はといえば、日本人が英語や各国語の表記に今ひとつ興味を示せないところから、日本の文字へのアプローチが始まったと思うと申し訳なくなる。

    最初笑い過ぎて辛くなり、後から笑えず辛くなる。

    日本語を扱う姿勢や意図の比較が面白い。

    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 2010.2.1.初、帯なし
    2012.12.10.松阪BF

  • 日本が世界で幅きかせてい(る|た)証拠

  • 海外の変な日本語を笑おうってことだけど、日本だってきっと外国語で同じようなことをしてるに違いない。

  • あの「日本語でどづぞ」の続編!

    今回はカラーじゃなくてちょっと残念。
    著者のコメントがイマイチ理解できない時もありました。

  • 世界には日本語=クール、かっこいい、と思われているらしい。
    嬉しいような、ちょっと恥ずかしいような。
    考えてみれば、日本でも英語で書かれているデザインの服を着るけれど、意味なんてよく知らずに着ている。
    もしかしたら、それも英語版「どづぞ」なのかもしれない。

  • 最近読んでいないけれど、「VOW」の中にも似たようなコーナーがあったように思う。あくまでも間違いは間違い。その背景を分析してもいいけれど、何だかこじつけのような気がしないでもない。

  • 「本当にそれでいいのか?」と思う漢字をタトゥにしている外国人を見掛けるが、欧米人にとっては漢字は文字ではなく意匠のひとつなんだな。

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著者プロフィール

オーストラリア在住。世界81か国のライター集団「海外書き人クラブ」代表。

「2020年 『世界ノ怖イ話 背筋も凍る、悪夢の物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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