終着駅 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 211
感想 : 31
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  • Amazon.co.jp ・本 (655ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101422244

感想・レビュー・書評

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  • 連続して感動する本を読めてHAPPYo(*^▽^*)o

    今回も帯の宣伝に、「純愛小説の最高峰!」とあって、衝動買い。

    で、副題が「男がほれる、凄腕のアウトロー。家族と光を失いながらけなげに生きる娘。」
    となっている。実際のストーリーは、50に近いヤクザと盲目の少女の物語。

    純愛小説というから、甘ったるさも予想したのだけど、ハードボイルド的に、現代の闇の世界もしっかりと描かれている。その冷酷な世界と純愛の世界との対比がなんともスリリング。

    最後は・・・・涙・涙・涙(/□≦、)エーン!!

    純愛っていいよねって思える一冊でした^^

  • 表紙、冒頭を見て購入。
    最初から中盤までは、すらすらと読めたが後半は完全なる恋愛小説?
    最後の殺され方が?
    ヤクザと恋愛ちょっと似つかわしくないが、まあこんな作品も良いのではと思う。

  • 白川道は初めて読んだかも。
    人物描写が秀逸。

  • ヤクザとして半ば捨て鉢な生活を送る岡部が、親子ほど年の離れた盲目のかほると出会い・・・
    これぞ、白川節といった感じで大好きだわ。
    でも、やっぱりストイックすぎるよな。

  • すいすい読めました
    丁寧な描写で背景描写も細かく書かれていて
    とてもきれいな内容と思いました

    内容はアウトローですが純粋
    アウトローな世界にもこういう岡部のような方が
    いるんですね
    なにもかもが好意的
    ますます白川ファンになってしまいました

  • 表紙の絵に哀愁を感じて衝動買い。白川道さんの本、お初です。
    ヤクザと盲目の女性、ふたりが出会い、恋が生まれる。
    ハッピーエンドで終わらないのがちょっと切ない。

  • 二人には付き合ってもらいたかった・・・。

  • これこそハードボイルドです。
    昭和な男の生き様がここにあります。

  • 生に倦んでいたやくざが盲目の女性と出会い、生き生きと生きることに目覚める物語。
    女性が描いた絵の描写を読み、文字で表現されているのに光の明るさを感じました。
    主人公の昏い人生に光射してゆくさまを実感できました。

    世の中に疲弊してしまったら目通ししたい一冊。
    今は疲れてしまっていても、心のどこかにきれいな過去が宝物のようにしまってあるのを思い出しました。

  • 愛など捨てたはずだった。恋人を事故で失った若き日に。私は虚無を抱え、アウトローとして闇に暮らしてきた。だが、光を失いながらも懸命に生きるかほると出会い、罅割れた心が潤ってゆく。私は、娘のような年頃の女性を、いつしか全身全霊で愛するようになっていたのだ―。男たちの熱き絆。そして不器用な男と女の命を賭けた恋。『天国への階段』を遂に超えた、渾身の長篇小説。

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