- Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101801100
作品紹介・あらすじ
愛は存在しない……。究極の理系ラブロマンス。これまで恋愛と無縁に生きてきた、遺伝子研究者の柴山と松永。ある日、柴山は女子学生と恋に落ち、それを知った松永は、研究室から失踪した。松永は「愛は遺伝子が決定する」という自らの理論を証明すべく、柴山で人体実験を企む。一方、自らもまた、結ばれる確率が0%と判定された女性に、どうしようもなく心惹かれて……。愛と理論の狭間で苦悶する、純真でせつない“理系”恋愛小説。
感想・レビュー・書評
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人生が遺伝子によって決められているなんて信じたくないと思っていた自分には逆に興味深いテーマであった。自分の仮説を肯定するためにどんどんエスカレートしていく松永がどんな結論をだすのかが気になって最後まで一気に読めました。ただ、終わり方が若干消化不良でした
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これまでの人生で恋愛とは無縁に生きてきた大阪の大学で遺伝子研究を続ける主人公の柴山教授は、学会に参加するために訪問したロサンゼルスで出会った女子大生のハルカに好意を持ちます。それを知った研究室の松永が失踪します。松永も恋愛とは無縁の人生です。そんな松永は「愛は遺伝子が決定する」と、中学時代の同級生が勤める京都の大学病院で一心不乱に研究を進めていました。そしてその研究により、柴山とハルカが結ばれる可能性は0%という結果が出ます。
理系の恋愛小説で、難しい言葉が出てきますが、DNAが愛情も決定してるとの仮定は興味深く、基本的にまったく同じ遺伝子を持っているという一卵性双生児のエピソードも面白かったです。 -
話の流れは面白いのだけど、なんか消化不良だな。
盛り上がりに欠ける気がする。