二・二六 HUMAN LOST 人間失格 (新潮文庫 ん 2-13 nex)
- 新潮社 (2019年11月28日発売)
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感想 : 3件
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- Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101801773
作品紹介・あらすじ
全ては百年前、「二・二六」から始まった。昭和111年、医療革命によって死が克服された日本。人間が異形化する「ヒューマン・ロスト」現象により人類を滅ぼさんとする堀木正雄のかつての部下・西園寺省吾は、存在しないはずの「寿命以外で死ぬ若者」に出会う。その姿は戦争で若者が死なない世界を夢見た記憶を思い出させるのだった。SFアニメ『HUMAN LOST 人間失格』の過去を浅生鴨が創案するオリジナルストーリー。
感想・レビュー・書評
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「HUMAN LOST 人間失格」の過去を描いた小説です。
堀木正雄の部下として研究していた西園寺省吾を主人公に、もう一つのHUMAN LOSTが紡がれます。
文明崩壊を目論む堀木とは違う成果を目指す、西園寺の研究者としての姿勢を素敵に思いました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
しっかりSF。誰かがきっと映像化しそう(もうなってる?)
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時代や技術などはかなり自由な発想で展開されるSFなんだけど、物語の底にあるメッセージは重く力強い。
関係する映画を全く知らなくても楽しめます。
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