君と漕ぐ4 ながとろ高校カヌー部の栄光 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101802244

作品紹介・あらすじ

勝つぞ、ながとろ! 四人で目指す優勝。スター選手、蘭子にスカウトされてペアを組むことになった恵梨香。二人は圧倒的な記録を叩き出し、日本代表選手と目される。努力を重ねる希衣もまた、親友でライバルでもある千帆の実力に迫りつつあった。一方、初心者だった舞奈もいよいよ大会デビュー。ついにカヌー部女子四人揃ってフォア競技に挑むことに! 新入生も加入、新たなステージを迎える熱く切ない青春部活小説第四弾。

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ第4弾!

    うわー、めっちゃこの巻好きだなぁ!
    早速フォアの件から始まるの驚いた
    1年生のうちはやらないと思ったから
    4人で挑戦する1年目のフォア
    舞奈ちゃん初めての大会はやはり失敗して悔しい思い
    冬は筋力アップをして
    そして季節は移ろい舞奈ちゃん、恵梨香ちゃんは2年生へ進級
    新たな新入部員もまた一癖ある感じの女の子
    私はちょっと苦手かなーって思ったり笑

    2年生になり初めての大会!
    舞奈ちゃんの好成績が華々しい!
    成長した舞奈ちゃんと共に2年目のフォア挑戦
    すごくすごくカッコ良き
    このシーンが本当に良かったぁ
    地道に頑張って成果が現れて、私も読んでて嬉しくなってしまう
    それぞれの子達も早くなり、そして自分に、ライバルに勝っていく
    次の最終巻はどんな舞台を見せてくれるだろう
    恵梨香ちゃんの輝かしい世界の舞台も見られるだろうか

  • 読書記録 2023.7

    #君と漕ぐ 4巻
    #武田綾乃

    ひとつのシーンが終わるとき、それぞれの感情を映し出すように、風や空や川、表情、身体の動きが印象的に描かれるところが好きだ。時に台詞よりも彼女たちの気持ちを雄弁に物語る。
    次は最終巻、それぞれが目指す道を見つけ始めた4人。でも長とろ高校カヌー部として彼女たちが目指すゴールを見届けたい。

    #読書好きな人と繋がりたい
    #読了

  • 「君と漕ぐ」──このタイトルの意味が巻を追うごとに意味を変えていくのがとても良い。
    主人公の心情に深く深く感情移入してしまい、最後はどうしても泣いてしまった。

  • 蛇崩学園の利根蘭子にスカウトされ、ペアで日本一を目指すことになった天才カヌー少女・湧別恵理香。
    実力的にはその湧別恵理香を筆頭に、小学校からカヌーを始めた天神千帆と鶴見希衣。お互い仲間でライバルが続く。千帆に勝ちたいと努力を重ねる希衣だが、希衣は未だレースで千帆に勝ったことがないのだ(p.231)。
    この3人とはひとつ年下の1年生の舞奈のフォアデビュー戦では「沈(転覆)」。
    しかし2年生になった舞奈は、埼玉県大会でシングルで8位。千帆とのペアでは4位。役者は揃った。
    フォアも埼玉県大会で辛うじて1位で、インターハイ出場資格を得る。
    長瀞高校の期待がいよいよ高まる。

  • なんとも爽快!

  • カヌー初心者だった舞奈がいよいよ大会デビュー。努力を積み重ねて着実に成長していく彼女をずっと応援していたいですね。今回の一押しシーンは大会最後の希衣と千帆のやり取り。作中語られてきた千帆への希衣の複雑な思いにこの関係がどうなるのかとハラハラしていたので、思わずうるっと来ました。二人とも良かったね。WK-4レースも手に汗握る熱い展開だった。続きがとても楽しみです。

  • 主人公たちの成長を見届けたい、読み進めるほどに入り込んでしまう話です。安心して見てられると言うよりは、ドキドキするけどラストには上手く行くと信じたい、そんなところが惹きつけられるんだと思います。

  • 2022.01.14読了。夢中になって入浴中でも持ち込んで読んでいました。
    さまざまな風景を素敵な言葉にして、嫌味がない表現。毎度目に浮かぶようです。
    私の故郷の埼玉には海は無いですが、川があるんです。綺麗で時に荒く、季節ごとに色を変えて、私の青春の側には川があっとことを懐かしく思いました。

  • 2021/12/10 読了。

    図書館から。

  • 何だかあっという間に(物語の中で)1年が過ぎた感覚。
    しかし、4冊で1年だから小説としてペースが決して早いわけではない。

    読み終えて想うのは、多分、私が読みたいのは“部活”なのだと思う。
    物語としてはとても読みやすいのだけど、部活としては不完全燃焼。もっと色々あったはずで、その部分をもっと感じたかったのだと思う。

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著者プロフィール

1992年京都府生まれ。第8回日本ラブストーリー大賞最終候補作に選ばれた『今日、きみと息をする。』が2013年に出版されデビュー。『響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ』がテレビアニメ化され話題に。同シリーズは映画化、コミカライズなどもされ人気を博している。2020年に『愛されなくても別に』が第37回織田作之助賞の候補に、また2001年には同作で第42回吉川英治文学新人賞を受賞。その他の著作に、「君と漕ぐ」シリーズ、『石黒くんに春は来ない』『青い春を数えて』『その日、朱音は空を飛んだ』『どうぞ愛をお叫びください』『世界が青くなったら』『嘘つきなふたり』などがある。

「2023年 『愛されなくても別に』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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