- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101802480
作品紹介・あらすじ
皇尊と縁(えにし)を交わした、わたしこそが王になる! 央(ひさし)大(だい)地(ち)の八洲の一つ、反封(たんのほう)洲(しゅう)国主の長子・伴(ともの)有間(ありま)。冤罪により母と共に深い大地の亀裂へと落とされ、尊厳を踏みにじられて生き延びた壮絶な過去を持つ。ようやく救い出され臣下から信頼を得るも、父からは再び亡き者とされ、次期国主の座を義弟に奪われそうになる。だが龍(たつ)ノ原(はら)より帰国した有間は、皇尊より賜った書札を携え戦へ。復讐の鬼と化した男の壮絶なる国盗りが幕を開ける!
感想・レビュー・書評
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第2巻でちょっと出てきた龍の国の周りの八州のひとつの国の国主の長子・伴有間が主人公。父である国主に疎まれた有間がしぶとく生き抜いて王の地位を狙う姿が描かれる。恨みによって生きているかのように自分では言うが、割と真っ当な人間だ。最後の戦いもあっさりと描かれるが、かえってそのほうが物語としてはスッキリしている。日織が夫を持つように迫られて悩む場面が出てくるが、さてどうなるか。有間などは日織の仲間になっていくんだろう。
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日織が龍ノ原の皇尊に即位したあと、反封洲に戻った伴有間の話がメイン。でも、日織にも穏やかな日々はなく、跡継ぎを望む声に応えないといけないのに悠花の正体を明かせる程まだ周りを固めきれていないジレンマと、あきらめない不津王に悩まされている様子が有間側と同時進行で描かれていた。
有間の正しく導きたいのに周りが障害となるのをはねつける様が凄絶。こういう、虐げられた状況からのどんでん返しっぽい話、本当に三川みりさん上手ですよね。読んでいて、有間は辛い決断でなかなか残虐なのに、凄く面白かったです。さー、続き読もう。 -
ここで終わるのかぁ!!!
伴有間、こんなに男気あふれるイケメンだったのか。ここで別の国に話が飛ぶのか、と思ったのだが十分楽しめたし、続きもきになります。
2022.10.17
162 -
今回は有馬の話なのねと思いきや、日織にもまた避けては通れない問題が。
今回もテンポ良く面白かった。
美矢比がなんか気持ち悪いと思ってたけど、なるほどそー動いたかと。最後まで気持ち悪い女性だったな。
有馬の心の深い闇(当たり前のことだけど)が読め、ますます展開が気になる。
早く続きを!! -
話のテンポがダラダラしてなくていい。ちょっとハラハラしたけど。
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つくりのしっかりした小説で読みやすさというか安心感がある。先の展開が予想できてしまう感じではあったけど、だからこそ本当にそうなる? と続きが読みたくなったな。4の発売も決まってるみたいだから楽しみ。