鷲たちの盟約 上巻 (新潮文庫 ク 41-1)

  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (437ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102181317

作品紹介・あらすじ

1943年、アメリカ合衆国。10年前に大統領就任目前のルーズヴェルトが暗殺され、未だに大恐慌の悪夢から脱せずにいるこの大国は、今やポピュリストに牛耳られた専制国家と化している。ポーツマス市警のサム・ミラー警部補はある晩、管内で発見された死体の検分に向かうが、その手首には6桁の数字の入れ墨があった-。現代史上の"if"を大胆に敷衍した緊迫感溢れる歴史改変巨編。

感想・レビュー・書評

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  • 歴史改変物のミステリー。

    「もし、第二次大戦でナチスが負けなかったら」と言う設定の話は他にもありますが、これもその一つ。アメリカは、独立を保持していますが、ドイツと同盟国。ヴィシー政権みたいな感じなのでしょうか?

    ナチスの影響を感じるアメリカで起きる殺人事件。それがどんな風に、アメリカとドイツの未来に関係するんでしょうね?上巻では、、その伏線も無かった気が?

  • 結構スリリング。ありえない歴史改変小説だけど、昨今のトランプ大統領のひとりよがり政策を見ていると、ありえなくもない、と思ってしまいます。
    誠実で、自分の世界と家族を守ることだけ考えていた主人公サム・ミラーが歴史を変える人物になろうと決心する過程も良かった。

  • もし、第二次世界大戦時、ナチスドイツとアメリカ合衆国が手を組むシナリオがあったら、という壮大でクソも愉快でない仮説を小説にしたらこうなったという代物。物語は、ポーツマスの線路脇に身元不明の死体を発見したところから始まる。ジョンドゥの手首には数字の入れ墨、この入れ墨の意味するところは?捜査の前に大きな謎が立ち込め、暗礁に乗り上げると思ったところで突然、連邦政府が介入し、事件自体が地元警察から取り上げられる。一介の刑事としての仕事をやり遂げたい主人公が南部出身の大統領の企むおおきな構図の中に絡め取られていく。

  • 1943~53年。ルーズヴェルトが暗殺され、ヒューイ・ロングが大統領で、大恐慌から立ち直れなかったという設定のアメリカが舞台の話。
    アメリカ大統領がナチスと手を組んでいたりするのはおもしろい。
    最後のどんでん返しは予想できなかったが、どんでん返しすぎて、それまでの内容が覆されてしまうほどで、やりすぎなのではないかと思った。

  • ルーズベルト大統領が暗殺されたifの世界での殺人事件。アメリカが旧ソ連並み?の状況となっている設定だが、初めはかなり状況把握しにくい。全体の感想は下巻へ。

  • レヴューは下巻でまとめて。

  • ルーズベルトオオォォォ-!
    フランクリン・ル-ズベルトが暗殺された世界で起こった殺人事件...

  • (欲しい!/文庫)

  • レビューは下巻にて。

  • 歴史改変小説はあまり読んだことがなかった。
    この設定でこの疾走感。とにかく読ませます。

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