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- Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102480014
感想・レビュー・書評
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愛称ゼーブル(縞馬、おかしな奴)の仕事は公証人。高校の数学の教師のカミーユと結婚して15年、13歳の息子と7歳の娘の父親である。彼は最愛の妻と可愛い子供たちに囲まれて愉快な人生を送ってきた。しかし妻と出会った時のあの愛の刺激を求めていたゼーブルは、愛の倦怠に耐えられなかった。そして、匿名でラヴレターを妻へ送り続けたが。フランスの気鋭が描く永遠の夫の逆転劇。
原題:Le Zèbre
(1988年)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
タイトルに惹かれて古書店で購入。そのタイトルからよくある静かでハートフルな話かと思ったが、まるで違った。
もっとエネルギーに溢れた、滑稽ででも切ない物語。
フランス人ってやっぱり何かちょっと変わったもの書くなあ。
ゼーブルはどう見ても奇人だし、傍にいるととても疲れるだろうなと思う。
でもその情熱には圧倒される。その真摯な想いは、とても笑えるものではない。
中盤までどたばたしている分、ラストシーンは沁みた。
文庫の裏表紙の紹介は盛大にネタバレしてるのはいただけない。 -
「女性が身につける香水で、恋人の肌の香り以上のものがあるだろうか」この1文がキュンときた。
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