隠蔽捜査

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103002512

感想・レビュー・書評

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  • 「第27回(2006年)吉川英治文学新人賞」受賞作

  • なんちゅー性格の悪い主人公やねん!東大以外大学じゃないとか言って、有名私立大学に受かった息子を浪人させるし、家庭のことは完全に嫁に任っきり。とにかくなんかもう言うこと全てが堅苦しいし!!出世第一やし! それに、今まで読んできた警察小説はノンキャリの主人公多くて、キャリアの主人公に戸惑ったっていうのもある。ノンキャリがキャリアのせいで身動き取れないとか、キャリアのせいで犯人逃した、とか。だからどんな話になるのか・・って思ったら。これが実は主人公めっちゃカッコイイ!!!なんかすごいこの主人公好きになった。信念貫き通してる。今までの言動には全て理由があったのか・・・。警察の不祥事に対する態度も、息子の犯罪への対処も、すごい爽快感を味わえた。

  • 立ち読み時点では、キャリアの傲慢さが出ていて嫌だなと思いましたが、どうやらそれだけではない深みがありそうです。

  • この作家さんの作品は初めてよんだけど、おもしろかった。最初は主人公にあんまり共感できなかったけど、終盤はかっこよかった。続編も読もう♪他の作品も読もう♪

  • キャリア・総務課長・竜崎伸也、警視庁キャリア・刑事部長・伊丹俊太郎は幼馴染ではあるが、竜崎は伊丹を嫌いけん制し合う。かつて少年犯罪で収容されていた保志が15年もたってから殺される。次々起こる殺人事件。報道・マスコミ対策に追われる竜崎。それぞれの保身のために動くキャリア。事件の真相と途中でわかる竜崎の息子の犯罪。熱く一本気な変人竜崎はどうするのか。少しずつ明らかになる情報から予測・危機管理など気になってどんどん読み進めあっという間。’08.1.26

  • キャリア官僚竜崎の変人っぷり…というか一途なまでに自分の信念を貫き通す辺りが可愛くも思える。
    幼馴染かつ警視庁刑事部長(!)の「伊丹」に、某ドラマファンならドキっとさせられること請け合い(笑)。

  • 2008/01

  • スピーディーな展開で一気に読めてしまいました。いろいろな偽装や事実隠蔽など問題になってたりしますがそれを指示している人間が許せませんね。作品としては主人公 キャリア竜崎の心理描写が面白かった。今野敏 要チェック!

  • キャリアばかりが登場する、珍しい警察小説。というより、変わり者竜崎の生き方がメイン。うまくいきすぎな感はあるけれど、面白い。

  • 私の好きなタイプの警察もの。続編読みます

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著者プロフィール

1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。

「2023年 『脈動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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