- Amazon.co.jp ・本 (257ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103002574
作品紹介・あらすじ
大森署署長・竜崎伸也はぶれない。どんな時も――誤認逮捕、情報漏洩、部下たちの確執などを一刀両断。鮮烈な魅力が際立つ快作集!
感想・レビュー・書評
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今野敏さんの人気シリーズ「隠蔽捜査」のスピンオフ短編集です。
今回は署長の竜崎を取り巻く刑事課長や副署長などから見た竜崎が描かれるのですが、これが面白い!
一話一話、どんどん竜崎の魅力が更新されていく感じでとても楽しく読めました。
オススメです!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
主人公は結局竜崎さん。いつも彼の言葉や行動には教わることばかりです。
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竜崎さん、大好きでとても楽しみにして読みました。
やっぱりとても面白かったです。
5.5だからしかたないけれど、もっと登場してほしかったです。
それとドラマをみてしまったせいで、どうしてもあの俳優さんの姿が浮かんでしまって…。
大好きな作品が次々と映像化されるのは嬉しいんですが、
それも微妙な感じで…。
登場人物に勝手に好きな俳優さんを配役しながら読む癖があるので…。
だったらドラマみなければいいのに、
やっぱり見ちゃう。(笑) -
警察官だって人間だ。間違えることもある。間違いを犯した時は、へたに隠したりせずにそれをすみやかに正せばいいんだ。
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今野敏の隠蔽捜査5.5自覚を読みました。
漏洩、訓練、人事、自覚、実地、検挙、送検の7話です。
どれも、大森署の竜崎所長が関わってきます。
佐渡のフェリーで全部読み終わりました。笑
安定の面白さです。
短編は特に水戸黄門とかぶってしまいます笑 -
短編集。
いついかなる時も、どんな状況に陥っても、原理原則を崩すことのない竜崎。
揺るぎない信念のもとにくだされる判断は、いつもシンプルで誰もが納得できるものだ。
たとえ相手が警察幹部だろうが上司だろうが、その対応が変わることはない。
無駄なく、合理的に、成すべきことを淡々とこなしていくだけだ。
周囲の人たち、とくに大森署の人たちがいつの間にか竜崎の影響を大きく受けていることが面白い。
上層部の思惑を気にかけて判断を誤ったり、ましてや隠蔽工作に走るような行為を竜崎はけっして見逃さない。
短編集になるとスピンオフ的な物語が多くなるが、長編とはまた違った読み応えがあった。
副署長の貝沼、刑事課長の関本をはじめ、これまでよりも一歩踏み込んだ描写があるのはうれしい。
出来れば次の「隠蔽捜査」は長編を読みたい気がする。 -
とても面白くて、一気読み。
竜崎に近しい存在から、彼の人柄をよく知らなかった人まで、バラエティに富んだメンバーによる、7編。
それぞれの距離感から、竜崎の変人ぶりを描いていて、どの話も楽しい。
満足度がとても高い。 -
短編なのに竜崎のブレない芯に心動かされる。流石に今野さんはポイントがわかっていてうまい。
竜崎のように大切なものにまっすぐ向き合って、仕事ができたら良いと思う。 -
竜崎所長の周りの人間目線の短編集。
戸高さんの話が1番面白かったです。
確かに、検挙率あげているよね。って感じで。
やっぱりぶれない竜崎署長がまたいいです。