火と水と木の詩: 私はなぜ建築家になったか

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (125ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103130710

感想・レビュー・書評

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  • 建築家といっても、いろいろいるわけであるが、
    吉村順三という建築家は 人が住むことを 
    重視した建築家だと思った。
    語られていることは、平易であり、
    人間重視の人間の住処を心得た
    等身大の建築家の姿が見える。

    暖炉(ファイヤープレス)は、自分が火だと思って作ることだという。
    火を中心にした、生活っていいなぁ。
    水については、水のあるところが幸福であり、家には水がいるという。
    火と水と風。そんなものが 住処に感じられることで、
    木のぬくもりもよく見えてくるのだろう。
    写真から見た南台の家は、しっとりと落ち着きがある。
    COZYのある家。居心地がよく、くつろいで、落ち着く場所がある。
    生活者の住みたいことをきちんと観察して、家を作るって、
    当たり前のことだが なかなかできないことだ。

    丹下健三が、部屋を全部 畳にしたので、離婚した。無理をしてはいけない。
    という言葉が、なんとも 間のある言葉だった。

  • 詩集のような本
    落ち着きたいときに読む

  • 星五つ!
    建築家の建築への想いが優しく伝わってくる良書。
    僕も建築への初心を忘れないように、定期的に読み直したいですね。

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