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- Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103290827
作品紹介・あらすじ
もはや武道はスポーツに堕したのか-大手空手団体の世襲騒動は、後継者兄弟に決断を迫っていた。アメリカ人を妻に持つ兄。テレビでスポットライトを浴びるプロ格闘家の弟。事態を突き動かしたのは、一人のテロリストだった。平成を覆う合理主義とナショナリズムを両断する刃。三代百年の血脈を見よ。
感想・レビュー・書評
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文学
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重厚感と凄み。
空手のある流派を巡って歴史と現在の織り成す先にある「始末」の話。
描写が特に優れているという類の小説ではないと感じたので個人的な趣味の問題で☆3つ。作中では何が正義という風に押し付けがましくないあたりに好感をもった。(読み様によっては、押し付けがましいのかもしれない。)
ああ、「『憂国』始末」か、ということに読んでいるうちに気付かされる。
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