エスプリ思考: エルメス本社副社長、齋藤峰明が語る

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103338918

作品紹介・あらすじ

世界最高峰ブランド、エルメスの強さをフランス本社副社長が解き明かす。なぜ「エルメス」は、躍進を続けられるのか? 歴史を尊重し革新を続ける、老舗企業での仕事の流儀とは? 「商人であり、詩人であれ」「エスプリとは家風のようなもの」「明日のことを恐れよ」――日本人初の本社役員となった齋藤副社長が、創業1837年以来脈々と受け継がれてきた独自の哲学を、自らの体験と共に語りつくす!

感想・レビュー・書評

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  • 齋藤峰明氏がすごい。高校生の時点で、普通のひととちがうんですね。その行動力や決断力、見習いたいです。

    途中で別の本読み始めたので、そこまでの時点での感想。

    なんか、読む気力が無くなったので読むのをやめた。

  • エルメスという稀有のブランドのあり方が凝縮されていて、良い本でした

  • ブランドしての成り立ちに興味があったので読んでみたんだけど、この会社は歴史を知れば知るほど奇跡的というか(すごく良い意味で)バケモノみたいな会社だなと思う。現代的なブランディング論のお手本になるような会社だ。(絶対再現できないけどw
    価値を作りそれを広めることを仕事とする身としては本当に考えさせられる内容だった。

  • エルメスにこんな方がいたことを初めて知る。エルメス自身のこの思想を続けて行けば必ずや発展するであろう。

  • 2016/2/3 3

  • p213
    競争に勝つことがもくてきというより、何をしたいかを明快に打ち出すことが重要。

  • 「謙虚じゃないと感動できない」
    「ものだけでなく商品を、作っている人や、歴史も含めて紹介することご重要と考える」=「ものを作る根っこのところにおるストーリーも含めて伝える」

    エスプリとは
    滔々(とうとう)と流れるたいがの川面にひかりがあたってきらきら輝いているような状態
    1,流行で終わらない創造に挑む
    2,生業を貫いていく
    3,使う豊かさを提案する
    4,価値と価格のバランスをとる
    5,精神的な価値やストーリーを伝える
    6,インテリジェントな消費に応える
    7,ライフスタイルん提案する
    8,定量の中で質を追求する

    日本で最も美しい村連合
    単にものを作って売るのではなく社会と接点を持って役割を果たしていく社会的集団
    美瑛もそのひとつ
    これからの日本人のライフスタイルや価値観を考える上でなくてはならないもの(連合)

  • エルメスが行っているのは所謂マーケティングではない、そう豪語する本社副社長が語る「エスプリ」とは何か。それを問うことは、ブランドという無体財産の本質を問うことに似ている。アイデンティティを定量化することが如何に難しいか。異なる業界を横断したエスプリの研究レポートなどはないものか。

  • エルメスの齋藤さんのことを語るとともに、エルメスのブランドを語る。その二つが一致することが多く、それは、カレ自身がブランドの一部となっているということだろう。世にエルメス好きは多いが、こんなことまでしているとは、あまり知られていないのではないだろうか。もちろん、エルメス好きにはそのブランドの持つストーリーが好きだと言う人も多い。先日、NYのエルメスに行ってみたが、まずは売れないであろう馬具が置いてある。それも彼らのブランドの表現で、オリジンを忘れないということだろう。

  • うーん、あまり入ってこなかった。。

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著者プロフィール

ジャーナリスト1961年、新潟市生まれ。早稲田大学商学部卒業、文化服装学院マーチャンダイジング科修了。伊藤忠ファッションシステムに入社し、ファッションという視点から、企業や商品のブランドづくりに携わる。同社取締役、ifs未来研究所所長などを歴任し、2021年に退社。コミュニティー「偏愛百貨店」を立ち上げた。『ビームス戦略』(PHP研究所)、『伊勢丹な人々』(日本経済新聞出版)、『虎屋ブランド物語』(東洋経済新報社)、『TSUTAYAの謎』『すいません、ほぼ日の経営。』(以上、日経BP)など、著書は30冊を超える。毎朝3時に起きて原稿をつづる生活を30年にわたって続けている。

「2021年 『アパレルに未来はある』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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