日本の決意

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 59
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103355915

作品紹介・あらすじ

日本の総理大臣が世界に発していたのは、かくも感動的なメッセージだった! 「古い日本を新しく、新しい日本を強くする」。安倍総理の世界に向けたメッセージには、日本が進むべき道を示す確かな指針がある。ワシントンでの日本の復活宣言、アジア諸国に対する外交新5原則、積極的平和主義への決意、そしてオリンピック招致演説まで――。総理就任以来の主要外交スピーチを一挙掲載。

感想・レビュー・書評

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  • 著作というよりは、各国でのスピーチ集といった感じで。
    安倍政権の、2006年からのブレナイ軸が浮びあがってきます。

    個人的には、非常に面白く感じた一冊でした。

    基本的に、第二次に入ってからのスピーチ集となっていますが、、
    一つだけ第一次政権時のものが収録されています。

     “私は(インドの)皆様が、日本に原爆が落とされた日、
      必ず決まって祈りを捧げてくれていることを知っています。”

    平成19年、インドの国会で総立ちの拍手で迎えられたと、「二つの海の交わり」。

    この時の外相、麻生さんが提唱した「自由と繁栄の弧」、
    安倍総理の提唱している「セキュリティ・ダイヤモンド」、、

    そして、それらをつなげての「地球儀外交」。

     “我が国を取り巻く安全保障環境が厳しさを増す「現実」から、
      私たちは、目を背けることはできません”

    実際にスピーチがなされた“国”をつなぐと、みごとに繋がっています。
    それは、冒頭に収録されている地図からも見れて、

    “地政学”というのの面白さと、重要さが伝わってきます。
    精力的に“普遍的価値観を共有できる国々”との外交をこなしているな、とも。

    こういった航跡と航跡を、産経以外のメディア(フジも含めて)が伝えようとしないのが、
    なんともわかりやすいですけどね、、ほんと、どこの国のメディアなのかとも。

    さて、今年はどのような広がりを見せるのか、楽しみです。

  • スピーチ記録集。
    自国の首相が世界にどのような発信をしているのかを、詳細に理解することは大事なこと。
    要旨を切り取りすぎて、独りよがりなつまらない報道をしているメディアは、自省すべき。

  • 『人の苗床となり、太陽となるのは、教育と自由である、それなしにいかなる改革も成就しない』
    ホセ リサール

  • まずまず。
    スピーチを集めたもの。
    日本の決意と言うより、安部総理の決意。と言うより、思い。
    総理大臣を二回やった唯一の方。
    本で読むとスピーチの完成度の高さ、分かりやすさがよく分かる。

  • スピーチ集

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著者プロフィール

安倍晋三(あべ・しんぞう)
1954年、東京生まれ。成蹊大学法学部政治学科卒業後、神戸製鋼所勤務、父・安倍晋太郎外相の秘書官を経て、1993年衆議院議員初当選。2003年自由民主党幹事長、2005年 内閣官房長官などを歴任。2006年第90代内閣総理大臣に就任し、翌年9月に潰瘍性大腸炎を理由に退陣。2012年12月に第96代内閣総理大臣に就任し、再登板を果たした。その後の国政選挙で勝利を重ね、「安倍1強」と呼ばれる長期政権を築いた。20年9月に持病の悪化で首相を退くまでの連続在職2822日と、第1次内閣を含めた通算在職3188日は、いずれも戦前を含めて歴代最長。第2次内閣以降はデフレ脱却を訴え経済政策「アベノミクス」を推進。憲法解釈を変更し、15年9月に限定的な集団的自衛権の行使を可能にする安全保障関連法を成立させた。対外関係では、「地球儀 俯瞰外交」や「自由で開かれたインド太平洋」などを掲げ、首脳外交に尽力。日米豪印4か国の枠組みなど、日本の安全保障に欠かせない米欧諸国との連携の礎を築いた。2022年7月8日奈良市で参院選の街頭演説中に銃撃され死去。享年67。

「2023年 『安倍晋三 回顧録』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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