ひとりで生きると決めたんだ

  • 新潮社
3.29
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本棚登録 : 296
感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103537922

作品紹介・あらすじ

それは覚悟なのか、諦めなのか──。不器用な日常を綴ったエッセイ集。しっくりくる肩書きがない、人生が楽しくなる「週5日制」、心を射貫かれた田中みな実さんの一言……。誰もが素通りする場所で足を止め、重箱の隅に宇宙を感じ、「どうでもいいこと」の向こう側で見つけた、自分だけの「いいね」。48歳ふかわりょうが奏でる、芳醇で洒脱なしらべ。彼はなぜ、ひとりで生きると決めたのか。

感想・レビュー・書評

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  • 長髪に白いヘアバンドの頃の姿とうまく結びつかない、知性と品性と、めんどくささを感じさせるエッセイ(褒めです)。
    ふかわりょう(なぜか呼び捨てがしっくりきてしまう)の頭の中をのぞいているような、1人語りを上の空で聞いているかのような読み心地。

  • ふかわりょうさんの本。小心者を自負するふかわさんだが、そこには人間の持つあったかさが漂う。「ひとりで生きる」とは、「ひとり」であって決して「独り」ではない。精神的な「独身」。それがりょうさんの、世の中との接し方と・・・。


    結婚する理由として、「ひとりで生きる自信が持てたから」と、ひとりで生きる者同士が籍を入れるという形があってもの良いのでは、その方がお互いにとってちょうどいい「支え」になるのと、「ひとり」と「結婚」は両立するんですと。


    最後のあとがきには、次回は「入籍すると決めたんだ」と、宣言付きでした。

  • 「ふかわりょうさんには4割ぐらいのパワーでお付き合いしている彼女がいて、この数年以内に入籍する」とみた。

    結婚しても生活は大きくは変わらない。
    お互いに自分の仕事や趣味を大事にするもの。

    面白い本でした。
    ほとんど書き下ろしのエッセイって、すごい。

  • ふかわりょうさんのエッセイ集。同氏の著作は初めて読みました。

    自分の中では「一時期人気があったお笑い芸人」との認識であったけど、本当に色々なことを考えている多彩な人だなあ~との感想。

    1つ1つのエッセイに対する感想は、おそらく、賛否両論あるところだと思う。話があっち行ったりこっち行ったり。何も得られなかった、という感想もあるのでは。

    自分的にはこの一見「ムダに思える感じ」、「意味が無い感じ」が、心地よかったです。最近、「余裕」とか「余白」を自分なりに大切にしているからかも笑。

  • ふかわりょうさんが以前司会をされたMXテレビの「5時に夢中」はほとんど全ての回を観ていました。所用や旅行の時は必ず録画。

    彼でなくてはダメなのです。大川P様。
    夜の「バラダン」の司会者とスイッチして以来、どちらからも離れてしまいました。

    ふかわりょうさんが持つこだわりや面倒くささが番組の欠くことのできない調味料だったのだなあと読後思い出しました。
    私も夫も細かいところが気になったり、逆に全くこだわらない部分もあったり、人それぞれ面白いものです。

    渋谷区のあの校則厳し目の中高で生徒会長をされ陸上部だったとは初めて知りました。意外中の意外。

    • naonaonao16gさん
      ごはんさん

      おはようございます。

      ふかわりょうさんの魅力、わかります。
      以前、「ジェネジャン」という番組があって、その時の発言ははっとさ...
      ごはんさん

      おはようございます。

      ふかわりょうさんの魅力、わかります。
      以前、「ジェネジャン」という番組があって、その時の発言ははっとさせられるものがありました。(友達に言われて気づいたんですけどね)

      彼を、わりとネタとしていじられたりするようなキャラクターという風に思っていた時期だったので、番組での彼の発言や立ち位置は意外で、それから彼への見方が変わりました。
      2023/11/01
    • ごはんさん
      naonaonao16gさん
      おはようございます。世代が違ってもふかわさんのこと、ご存じなのですね。
      「ジェネジャン」という番組は残念ながら...
      naonaonao16gさん
      おはようございます。世代が違ってもふかわさんのこと、ご存じなのですね。
      「ジェネジャン」という番組は残念ながら存じ上げませんが、彼の感性というのでしょうか、心のちょっとした引っ掛かりのようなものを言語化する力は素敵だなと私も感じます。

      「普通は」「大勢の人は」気にしない、気にならない事柄について、自分が許容できないというのが積み重なると、人間はややもすうとイデオロギーなどに拘泥し、社会に対する攻撃性を纏いがちのような気がします。
      ふかわさんは「正義」を刀にせずにご自身の「気になる」を丁寧にできるところが大人だなあと読み終わりました。

      「いじられ役」キャラや大きな力を持つ大手事務所に長く所属し活躍している部分も彼の「成熟」を感じます。
      生徒会長は意外でしたが、よく考えると、「うまく巻かれる」非抵抗も自分自身の持続性ためになるときも多いですね。

      2023/11/01
  • 序盤は共感と少しの違和感が新鮮だった。
    しかしだんだんのその構図に飽きてくる。というかうっとうしくなる。
    内容にこじらせた感が増え、文章が面倒くさく文体もうざくなる。

    それを我慢して読み進めると、何故か箸休めなのかわからないが、芸能界の先輩をヨイショ、というかリスペクトする数編があり、またもとの文章に戻る。なんだこの構成は。

    前作「世の中と足並みがそろわない」よりはおもしろくないのは、ふかわりょうの足並みがそろわないスキルが増したのか、こちらがより俗っぽくなったからなのか。

  • 帯のバカリズムさんの言葉にもありますが、本当に重箱の隅だけを集めて詰め込んだエッセイでした。夜寝る前に少しずつ読み進めてましたが、意識が朦朧としてきた時に読むくらいがちょうど心地良いと思います(笑)

  • エッセイ
    独特の表現
    嫌いじゃない

  • 途中から斜め読みとなってしまった。
    ラジオで聞いてたら面白いのかも、と思った
    ----
    ・誰かと別れた後に「あ、あれを言っておけばよかった」という現象47
    ・本気を出すのは非常時のみで、日常では気楽に過ごして欲しい164

  • なんだか分からない…

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