食べると死ぬ花

著者 :
  • 新潮社
3.41
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本棚登録 : 799
感想 : 34
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103552116

作品紹介・あらすじ

絶対に、それを■■■はいけない――。ページをめくるごとに後悔が増す戦慄ホラー。最愛のひとり息子を失った桜子は、カウンセラーの久根からふしぎな壺を与えられる。三つの約束さえ守れば、息子が帰ってくるというが……。「もう本当に最悪でした、もちろん褒め言葉」「吐きそうなくらい嫌な話」連載時から話題沸騰! デビュー作でネット民を震撼させたホラー界の気鋭が描く、血と涙で彩られる美しき地獄。

感想・レビュー・書評

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  • 芦花公園(ろかこうえん)
    朝宮運河氏によるツイッター読者投票企画「ベストホラー2022」〈国内部門〉で1位2位を独占した、いま最も注目を集めるホラー作家
    らしいです…

    恥ずかしながらこの方知りませんでした…(^.^;


    で、今からチョー恥ずかしいことをカミングアウトしますね!w

    タイトルは『食べると死ぬ花』
    著者は芦花公園なので…、
    どこかの県に実在する芦花公園っていう公園が園内にある危険な花を紹介している本だとずっと思ってました…

    で、実際借りてみたら小説じゃん!ってw
    恥ずかしい…(*ノェノ)キャー

    けど、このタイトルで著者の名前がコレってそう思いませんか!?


    私だけ…??



    やっぱり私だけ…_| ̄|○ il||li


    まぁ、それはさておき、本のレビューは評価でお察しくださいませw

    • 1Q84O1さん
      へぇ〜
      じゃあ、当初の私の勘違いもあながち間違いでないかも…w
      へぇ〜
      じゃあ、当初の私の勘違いもあながち間違いでないかも…w
      2024/03/12
    • mihiroさん
      一休さ〜ん(^_^)v
      「語ろうぜ〜」のコーナーかと思いました〜笑
      芦花公園に咲いている"食べると死ぬ花" の特集!←恐ろしいですけどね〜笑...
      一休さ〜ん(^_^)v
      「語ろうぜ〜」のコーナーかと思いました〜笑
      芦花公園に咲いている"食べると死ぬ花" の特集!←恐ろしいですけどね〜笑笑
      2024/03/13
    • 1Q84O1さん
      mihiroさーん
      じゃあ今度「語ろうぜ」はその特集でいきましょうか!w
      食べると死ぬ花の図鑑あるかな…w
      mihiroさーん
      じゃあ今度「語ろうぜ」はその特集でいきましょうか!w
      食べると死ぬ花の図鑑あるかな…w
      2024/03/13
  • うわぁ〜…なんか……

    やたら抉ってくるホラーだぁ……。



    とても胸糞悪い話です…(-_-;)

    人間の腹の内とエゴと欲と…いやーな部分をまぜこぜにしたような。

    頭の片隅から離れない。

    すごい。
    (褒めてます)

    これって、ただホラーが読みたいだけと思って油断して読むと勿体無いのでは?


    ある一家族がメインの、7話の連作短編。

    どの話にも久根ニコライという超美青年が各主人公の元に現れます。

    彼は、ある人には試練を、ある人には選択を、ある人には罪を…それぞれの苦悩を和らげる為の助言をします。

    その結果、主人公達の行動が変化し、それぞれの結末を迎えるのですが…。

    そもそもこのご家族が胸糞悪い。
    ここまでくると、逆に気持ちが良いとまで言える(^▽^;)

    帯に紹介されている
    『クリスマス・イブにWEBで公開され大反響を呼んだ【帰還の壺】』の話。

    確かに、凄かった…。
    何が凄かったって、結末も衝撃だったのですが、旦那の対応がキツい。

    理解してあげようとするのは良いのですが、限度がある。どんな対応が最善なのかは分かりませんがね。


    私が1番心に残ったのが【黄金の盃】

    次男である雄二にスポットを当てた話。

    彼は何事も『正解』を求めて、波風立てないよう生きている。

    この場合は、こう言えば正解。
    本人は幼い頃からそう生きているので疑問はないだろうが、この生き方は辛い。
    良いと思っている事が必ずしも正解ではない。
    そして、何にも興味がない。

    比較的身近で感じられる話なのかなと思ったが、まぁ、それで終わるわけはなく…。
    ニコが彼に与えたものとは…。

    色々と考えてしまいますが、正解なんてないだろうし、それでもその人生で納得して死んでいく人もあるのだろうし。

    私、このような気持ちは朝井リョウさんや辻村深月さんの作品を読むと感じるのですが、人間関係としてのもやもやや葛藤や欲みたいな…そんな、本来なら目を背けたい部分にズバリと切り込んで、しかもホラーと仕立てる…芦花公園さんすごい。

    【天賦の才】大好き。とても良い。
    この中のニコは、応太郎に特別優しい気がした。


    【無欠の人】でのラストもめちゃ好き。
    あまり書けないけれどもこの視点でこの角度から雄一のことが描かれている…非常に興味深く、凄くおもしろい。
    読み返しました。

    なんにせよ、ニコが私の前に現れてこない事を祈りながら生活していきたい。笑

    私は言葉足らずで本当に言いたい事を言葉にし切れないけれど、私が1番嫌だと感じる系統のホラーでした。(ベタ褒め)

    ホラーではないのでは?とも、思ったり。


  • 宗教絡みの部分が私にはちょっと難解で消化不良気味。
    ストーリー自体は嫌〜な話で好みの感じだっただけに残念。

  • 意味がよくわからず
    自分の感想よりもっと奥があるのかとネットで検索したけど、それ以上はなかった。

    気持ち悪い話だった。
    父親が元凶なのだろう。
    でも本当によくわからなかった。

    ただ、よく犯罪者が裁判で心神耗弱で無罪や刑が軽くなるのを求めるのがムカつくんだけど
    精神科の先生の話で
    詐病の類は見抜けると書いてあって
    そこは知れて良かった。

  • 一つの家族が深く関わる、それぞれの暗く歪んだ短編集。
    絶望に包まれる最中、美しい男との出会いが彼らの人生を変える。
    なぜがその男に魅せられ、心を許し、心の内を吐露してしまう。
    そして、ある時期に贈られる謎のプレゼント。
    はたして彼は何者なのか?

    絶望に沈む人々に、更に追い打ちをかけて突き落とす物語。
    嫌い…ではないが、気持ちが落ちている時に読んだため、ちょっと沈んだ。
    きっと毎年この時期になったら思い出してしまう…

  • 短編集なのだけど、それぞれの話が繋がってると思わずに飛び飛びに読んでしまった。一気に読んだ方がゾクゾクきただろうなと後悔。

    ホラーなのだけど、ホラーというより「嫌な話」。人間の嫌なところを煮詰めたものを飲んでしまったような気持ち。

    どの話にも共通している美しい青年ニコライって何者なんだ。あと少しというところで、自分の理解が追いつかない。
    一花の話している言葉の意味も知りたいし、理解できてない宗教的なところも知りたい。
    公式で解説サイト出してくれないかな。

  • 実写化するなら……


    おもしろかったけど、意味がわかないところも多々あり…結局、ニコライはなんだったのか…いろんな謎が残るのもまたおもしろかったです。

    とりあえず、もし実写化するならニコライはSnow Manのラウール(身長大きすぎちゃうけど)しかない!と息子と娘と話して決定しました(笑)

  • 一見ニコちゃんがみんなを不幸にしてるように見えるけど、ニコちゃんがいなくてもこの一族は決して幸せにはなれないんだろうなと。
    こういう、SNSで垣間見られそうなリアルな質感の「嫌」に超人的な存在が関わってねじ曲げていく展開、芦花公園先生の持ち味がめっちゃ出てる。

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  • 全体的に、
    笑う◯ールスマン、銭◯堂、的な話
    最後に出てくるやつもお前かよって感じ
    他に語り部はいると思うんだが

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著者プロフィール

東京都生まれ。2020年、カクヨムにて発表した中編「ほねがらみ‐某所怪談レポートー」がTwitterで話題となり、書籍化決定。21年、同作を改題した『ほねがらみ』でデビュー。古今東西のホラー映画・ホラー小説を偏愛する。

「2023年 『聖者の落角』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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