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- Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103597049
作品紹介・あらすじ
親類て煩いもんです。誰だって好きではないのに、皆集まってはややこしくしているようなもんです。老母とのつきあい、冠婚葬祭をユーモラスに描く表題作、ロスアンジェルスの暴動を渦中から克明に描く「千一本の火柱」、二つの国の物語。
感想・レビュー・書評
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老母、親類とのつきあい、日本の冠婚葬祭を半分アメリカ人の目でユーモラスに語る表題作、ロスアンジェルスの暴動を渦中から克明に描く「千一本の火柱」、二つの国の物語。
(1998年)
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ファミリー・ビジネス
千一本の火柱詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
日本での常識やしがらみから解放される長期海外生活。その一方で、ともに老いていく配偶者とは未だに文化の違いを感じることがある。そんなジレンマを淡々と描いている作品です。
『ファミリービジネス』は、テンポ良くストーリーが展開していくので、楽しく読めました。
『千一本の火柱』は、カタカナ表記の英語がたくさん出てきます。私がイメージしているカタカナと違うときがあって読むのに苦労しました。きっと、作者が92年の暴動を見て感じたことをそのまま素直に文字にされたのだろうとおもいます。 -
親戚づきあいについて、アメリカ人の夫も含めて、文化や世代が違うと、いろいろと、面倒なのだなあ。
後半はロスの92年の暴動をめぐり、人種差別や民族の持つ世界観などを日常生活の会話の中に浮きたたせた作品。
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