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- Amazon.co.jp ・本 (181ページ)
- / ISBN・EAN: 9784104413010
感想・レビュー・書評
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小説新潮に連載され、単行本が出たものの、なぜか文庫が出ていない本。斉藤由貴が自分の身内から、仲のよい人から、大した面識のない人まで27人に対する思いを綴った本。実はずいぶん前に一部を立ち読みしたことがあって、それが沢口靖子のことを書いた章だったんだけど、同じ事務所所属でありながら、パーティで顔を合わせるぐらい、話をしたこともない相手を、なぜか意識してしまう存在だとか書いていた、その視点が何とも斉藤由貴らしいと思ったもんだ。
今回、全編を読んでみると、ちょっと若さ特有の背伸びした筆致のような感じもあるけれど、本当に正直に筆に衣着せぬ言葉で書かれている気がして好感がもてる。読点が多い文章は、黒柳徹子調でもあり、思いそのままのような感じがしたり。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
私も時々、人間ウォッチングするのが好き。でもこんな風に素敵に分析できる斉藤さんも素敵だなと思わせる本です。やさしく、ユニーク、読んでいる読者もこの斉藤さんの好きな『あのヒト』のことが好きになってしまう。そんな気がします。
本来の(?)斉藤さんのお茶目な姿が垣間見れます。
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