長寿大国の虚構 外国人介護士の現場を追う

著者 :
  • 新潮社
4.00
  • (0)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 33
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104468027

作品紹介・あらすじ

急速に高齢化が進む日本社会。このままでは二〇一四年には五十万人もの介護労働力が不足するという。そんな中、二〇〇八年から外国人介護士の国内への受け入れが始まったが、この制度も介護地獄解消の切り札とはなりそうもない。何が問題の解決を阻むのか。インドネシア、フィリピン現地徹底取材。「介護の闇」に迫るドキュメント。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 来日した彼らのその後が知りたいと思った。

  • 「日本の若い皆さん、一緒に介護の勉強をしませんか。一緒にお年寄りの世話をしませんか」(外国人介護士ワヒューディン君のスピーチから)

    本書では、介護者本人だけでなく、利用者・斡旋業者・政府関係者などへのインタビューを通じて外国人介護士の現状と問題点が提起されています。特に作者は各国政府の利権が絡みあうことによって、外国人介護士の適切なマッチングが行われていないことを糾弾しています。有能な介護人材が集まらずに一番の被害を受けているのは高齢者です。この視点を忘れず、積極的に政治に参加していこうと思いました。

  • 問題である

  • 公的機関に働く者として、
    この本に書かれていることはいろいろな意味で
    「反面教師」となってくれている。

    実利より形式を優先するような
    おバカなお役所仕事は、血税がどぶに捨てられるのみならず、
    人々を不幸にしてしまう。

    本当に由々しきことだ。

  • 分類=医療・社会福祉・外国人介護士。099年8月。

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

1965年、岡山県生まれ。ジャーナリスト。早稲田大学政治経済学部卒業。英字紙「日経ウイークリー」記者、米国黒人問題専門のシンクタンク「政治経済研究ジョイント・センター」(ワシントンDC)客員研究員を経て、フリー。著書に『ルポ ニッポン絶望工場』(講談社+α新書)、『長寿大国の虚構 外国人介護士の現場を追う』(新潮社)、『松下政経塾とは何か』(新潮新書)など多数。

「2019年 『移民クライシス 偽装留学生、奴隷労働の最前線』 で使われていた紹介文から引用しています。」

出井康博の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×