- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784104567034
感想・レビュー・書評
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カテゴライズできないほど斬新な一冊。「女」が主役と思われる13つの事件や犯罪について、著者が自分自身を投影しその「女」に憑依したかのような妄想をもとに背景をひも解く。
「女の自意識というのは、それだけでひとつの病なのではないでしょうか(編集長 中瀬ゆかり氏)」
マスコミから断片的に得た情報だけから見ると奇妙な女(事件)でも、この本を通して見ると、自分の中にも「女という病」が潜んでいるかもしれない、そして最悪いつか発症するのかもしれない・・・
あとがきで、”読者の方々の「人気ランキング」および「嫌悪ランキング」を男女別に作成したいくらいである”とあったので、読み終えてから考えてみた。
「嫌いな女」はダントツで【和歌山マリオネット殺人事件】。
「好きな女」は難しいけど…【エリート医師妻誘拐殺人事件】の被害者かなぁ。自分の居場所を探す気持ちはなんか分かる気がするし・・あと【ラカン派精神科医婚約者殺し】の被害者ミミも少しわかるし、婚約相手であり精神科医でもある相手の男が悪すぎる。。 -
『要するに、我々の不幸は、「自分が手にしているチケットの、本当の価値が目に見えない」という点に尽きるのではないか。』
ブランド中毒の変な女という第一印象で中村うさぎを敬遠していたことすら、伏線だったのではないかと思った。 -
面白かったんだけど、きつかった~。
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まあまあ。
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368
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中村うさぎは「私はイデオロギーアレルギーの世代だし、フェミニストのつもりはないのだが、書く事はフェミニズムの領域に入ってしまう。」というようなことを何かに書いていました。うさぎさんの女たちへの共感と嫌悪感に、私も共感しました。
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ちょっとチープ。
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物語。
中村うさぎの紡ぐ13の物語。
でも、物語ではない。
そこには13人の人生がある。
生きている人間が、確かにそこにいる。
しかし、物語。
中村うさぎがそれを書いた時、すべては物語になってしまう。
物語、だけど物語ではない、物語。 -
内容は
新潮か何かの連載だったのかな?
女性という自意識そのものが病であるのではないか
っつーテーマの下、2000年周辺に実際に起きた事件から
うさぎさんが自分の中にも、そして多くの女性の中に存在するであろう
女性特有の、ともすれば狂気に傾く何かを探っていくもの。
例えば「私は、何者なのか」や「本当の私なんていないのか?」等
自己存在価値の喪失感からの虚言癖、
外見に固執するバービーシンドローム的なものやら、頷くものばかり。 -
あまりためにならなかったというか、読みたい内容ではありませんでした。
実際にあった事件を元にした話?
しかし、「病」ってタイトルと言うか考え方が強烈。。。
実際にあった事件を元にした話?
しかし、「病」ってタイトルと言うか考え方が強烈。。。
実際にあった事件”に基づくフィクション”ですかね。
タイトルの強烈さは確かに。。マツコ・デラックスさんとの共作本...
実際にあった事件”に基づくフィクション”ですかね。
タイトルの強烈さは確かに。。マツコ・デラックスさんとの共作本から、中村うさぎさんの本にも興味を持ちました。