- Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102901489
感想・レビュー・書評
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本書の最終盤、裸療法という言葉が出てくる
「服を着たり脱いだりすることで、毛穴から毒素が出て皮膚呼吸を促進させ、血行を良くし、免疫力を上げていく」藁をも掴む思いなんだろうが、散々民間療法で酷いめにあったのに・・・・・
霊能師の話も(母が亡くなる前に振り回されて嫌な思いをしたのに)大好き。
母親ががんで苦しんで無くなったことを引きずる
乳がんを告知されるが西洋医療は断固拒否
宇宙エネルギーを取り込む100万円の布団、ピラミッドパワーを引き出す15万円のステンレスの棒
20万円の枇杷の葉のエキスの掛け布団
宇宙エネルギーを取り込める戸棚
健康食品やら浄水器
治療は「草の粉療法」と「気功」
オーリングテストをやるクリニック
首の骨に骨転移、乳房に直径1.5センチの穴が開き
(他にも複数)膿が出て激痛
完治の過程で一時的に病状が悪化する「好転反応」
という言葉が縛りになる
2003年の本、最初に出会った医師との関係も良くなかった。
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絵門ゆう子さんが、がんと知ってから1年2か月西洋医学を拒否して彷徨ったあげく、聖路加病院に駆け込んで治療を受けた話を聞いていたので、どうしても詳しく知りたかった。
私もたぶん何も知らなかったら彼女と同じ方法をとったと思うから。
彼女の手記を読んだのは、亡くなる前の数年間書かれたものに続いて2冊目になりますが…やっぱりジャーナリストなんだなあ。
こんなふうに赤裸々に綴ってくださって、みんなに参考になると思う。
私だったらきっと誰にも知らせずに過ごすでしょう。
でも読みながら、性格は私といろいろ似ていると思いました。
たとえば「私は一つの考えにとらわれると、そこから逃れられなくて、頑固だった。」とか、自らを省みる機会を与えてもらって、ほんとうに読んで良かったです。
がんになったばかりの頃「がんは心のしこりが生み出すものだ」という話を聞いて、いろいろ反省したそうなんです。
私も日々そういうものを解消していく努力をしていこう。
自分のため。自分を大事に。
それにしても…この本を読んでいる途中で突然、長いつきあいのあった50代の知り合いの訃報がはいり、それもガンだったと知り、非常にショック。
すごく元気で物凄いスポーツマンだったから、今でも信じられないのです。