中曽根康弘が語る戦後日本外交

  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (663ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104687022

作品紹介・あらすじ

戦後外交の流れを全て知る大政治家が、気鋭の研究者七名とのインタビューを通し、首脳間で交わされた激論の真相や外交交渉の裏側を語り尽くす。

感想・レビュー・書評

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  • 政治
    歴史

  • 【要約】


    【ノート】
    ・なにわで

  • 中曽根の自画自賛。まあ仕方ないけどね。バリバリの右のイメージだったが、最初の頃は中道だったようで意外!
    大局観を持った、教養を備えた政治家は、今後の出て来ないのかな?中曽根がそんなに良いとは思わないが、小粒な政治家ばかりでつまらない。

  • 600ページを超える。読み応えあり。対談形式。

    もうずいぶん高齢だが、憲法改正に一肌脱いでほしい。

  • 中曽根元首相が憲法9条を武器に,西側諸国の結束を呼びかける武器にしていたのは驚いた。憲法改正論者として有名だからである。また,タカ派的な印象の強い氏ではあるが,アメリカとの外交をより深化するため,韓国や中国との親交を重視したのも,これまでの印象を変えるのに十分だ。アメリカを日本外交の軸としながらも,東西冷戦構造が崩壊する直前にあって,ゴルバチョフ書記長やイラクのフセインなどとの個人的なチャンネルを設けていたことも面白い。彼は元軍人らしく,大局的な戦略眼を持って,外交政策を方向付けていたと思われる。また,分かりにくいと言われた日本の政治にあって,西欧諸国の首脳との間に入り明確なリーダーシップを示した点も記憶に残る。大統領的手法で,トップダウン式の中曽根手法は,自民党や官僚組織からの抵抗は受けたが,外交舞台に立つ日本のリーダーとしては合格点であったらしい。とかくわたしにとっては,サミットで首脳同士のグループの中央に立った彼の姿は,未だ鮮烈なシーンである。

  • 軍隊経験のある中曽根元総理の外交は防衛とセットになった政策で、繰り返し語られる憲法改正の必要性や自主防衛論、日米関係とアジア諸国との共生のバランス感覚、とても説得力があり一貫性があります。600ページ超ですが対談集なので面白くて3日で一気に読み終わりました。特に防衛庁長官時代の話は興味深かったです。

  • 面白い。中曽根さんは、もう、ライトウイングと言う印象があったんだけどね。そんな簡単なものではない。
    対談方式で、読み易い。
    が、その分展開がたるい。
    600ページもこれに付き合う気分にはとても止めず、これも読むの止めた。
    もうちょっと、年取ってからゆっくり読みたい。

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