生まれた命にありがとう

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104729029

作品紹介・あらすじ

私の手が届くところに我が子がいる。それだけのことが、これほどまでに愛おしいとは-。いったん子どもを産むことを諦めた著者が、再び取り組んだ50歳での出産。卵子提供の道を選び、時に身体の不調に挫けそうになりながらも夫とともに歩み、小さな命を育むまで。前作『私は、産みたい』から6年、今、母となった喜びを綴る。10年の不妊治療の末、50歳で小さな命を授かった国会議員の苦悩と感動の記録。

感想・レビュー・書評

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  • 勉強用。

  • 妊活をやめたあとから卵子提供に至るまでの詳細がわかった。具体的な医療機関名などは出てこないが、同じような方法を考えているヒトにとっては、参考になる部分があると思う。

  • いろんな意見があると思いますが、ざっくり個人的な考えをまとめると、私はこの人の考え方があまり好きではありません。読んでいてだいぶ不快になりました(でも読んでしまったw)

  • 前回読んだ根津医師との共著同様、身勝手ぶりが満載で気分が悪くなる素晴らしい本。

    与党時代から「産みたい」「産みたい」の執念しか感じられず怖い人だなぁ…と思ってたので、卵子提供で妊娠の報道聞いた時に「本当にやりやがったわ」印象しか受けなかったのだが…

    その事に対し、自民党が与党から野党へと転落するや、暇が出来た事。仮にも少子化担当の議員でありながら、人に対して「産めよ、増やせよ…」言うだけでは説得力が無い。自分に能力がある以上は自分が産む事にって説得力を持つのではないか?

    50にもなって「能力がある」と計算してる時点でバカ丸出し。普通は「能力なし」と見なすが…

    結局は、向井亜紀と同類。適当な口実を設けては、自分の本心をひた隠す嫌らしい性格と言う事か。

    向井亜紀が代理出産を正当化する為の常套手段として「真っ先に養子を考えたが条件に合わず、結果、自分たちには代理出産以外に方法は無かったのだ…」と言う言い訳を使うが、野田聖子も同様、「養子を考えたが…」などと言い訳にもならない言い訳を述べる嫌らしさ。

    そもそもコイツは、某施設で捨て子を「この子が欲しい」といきなり言って施設側に拒否られた訳である。そりゃ捨て子と養子縁組した後に「やっぱイラネ!」でまたしても捨て子されちまったら大変ですからね、その辺りは慎重にならざるを得ない。

    それを「私が独身で仕事をしており、高齢であると言う実にくだらない理由で…」それの何処がくだらない理由となるのか?独身で仕事してる人が、乳児の世話なんぞしてる暇が無いだろwww

    その辺りを全く考慮せず、「私は一生、親になる資格はないと言われた」何処までも被害妄想。まるで朝鮮人である(笑)

    かつて鶴保議員と結婚(事実婚)した際、「料理は作らないから台所は不要」と言い切ったそうだが、だったら「育児しないから子供は不要」と何故ならないのか?この人は、基本的に「育児」の部分が欠落しており、「子供は産み落としさえすれば親としての役目が果たせる」としか考えてない。この辺りも向井亜紀と重なる。

    それは、妊娠中にヘルニアが見つかり、通常、ヘルニアが見られる子は、他にいくつもの障害を持っているケースが多い…などと医者から説明受けた時に「それでも産みます!」なんて部分にも顕著に表れている。

    本文では、如何にも「私は障害者に対して理解ある人間」装いながら、言ってる事がメチャクチャ。旦那さんの台詞「僕たちは2人とも若くはないし、成人した後の事はどうなるのか?とか…」に対して「だから元気なうちに頑張って、私たちが死んでからもちゃんと生きていける様にすればいいだけ!」だ~か~ら~障害者がどうやって自立して行くんだね?

    その他、「卵子提供なんて金持ち以外に出来ない」という批判に対して自分の卵子提供にトータル500万掛った事を自白し、その上でこう言い切る素晴らしさ。「40代の夫婦ならばそれくらいの貯蓄はあって当たり前だから、大した金額じゃない。車1台諦めたら済む…」確かに全財産投げうてば、そのくらいの金額は捻り出せるだろう。しかし、全財産投げうって子供儲けて、どうやって育てて行くんですか?育児にもお金が掛ると言う事が、まるで理解できていない。

    その昔、鶴保議員との間の子を身ごもったが、8週で流産してしまった。この頃は、非常に流産し易い時期で、初期流産は基本、赤ん坊に原因があると言われているので、この時の流産が完全に「彼女自身に非がある」とまで私は思わないし、彼女を責める気は毛頭ない。

    しかし彼女自身は、それを自己責任と感じている模様。

    そこは良いのだが、かつての反省を踏まえて今回は「仕事をセーブするニダ~」言うた尻から、忙しく日本全国飛びまわるハードスケジュール。「子宮頸管が短くなっており、出来る限り安静にしておく以外に方法が無い」言われてるにも関わらず入院拒否ったり…

    その割には、生まれて来た子がヘルニアの他、食道閉鎖、心臓欠陥…など、様々な障害を抱えて誕生した事に対しては「たまたまそうなっただけ…」であり、自身を責めようとは全く思っていない。子宮内は筋腫だらけ…だったそうだが、そういった悪環境が成長を阻害したとは考えないのであろうか?

    挙句は、体外受精は異常妊娠の確率が高く、発達障害の子が生まれて来る確率も高い…この辺りのデータが既に医者の間で出されており、生殖医療の勉強会などにも散々首突っ込んで来た彼女自身が知らない訳が無いと思うにも関わらず「科学的な根拠はない」の一言で片付ける。その癖、次の瞬間には、こう言い切る。「ドナーの条件を吟味できる分、卵子提供で生まれて来た子の方が優秀な子が多いという説もある…」などと述べる。これこそ科学的根拠がないではないか。

    極めつけは「自己正当化するつもりはない。卵子提供はやりたくてやった訳じゃない」だったらやるなよ…と小一時間…

    「精子提供と違い、卵子提供は負担が大きい為に禁止されてる様だが、医療が発達してるのだから…」
    医療の発達のお陰で、「より安全に出来る様になった…」言うだけで身体負担が軽減された訳ではない。どう言う思考回路してるのか?と理解に苦しむ。

    衆議院第2議員会館の地下3階に保育室が開設された事を受け、我が子をそこへ預けて自分は本会議場へ行く事を未だ夢見てる。あれだけの障害を持ち、もうすぐ2歳になると言うのに、未だ歩けず、体重8キロない子が保育室で面倒見切れると思っているのだろうか?

    この方、自分で自分の言動が如何に矛盾してるか、何も理解できていないであろう。本当に自分勝手な思考の持ち主である。ある意味、彼女の様に、何処までも自分中心思想を押し付けて生きていけたら、どんなに幸せであろうか?

  •  
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4104729027
    ── 野田 聖子《生まれた命にありがとう 201102‥ 新潮社》¥ 1,365
     

  • テレビも予約録画してまだ、怖くて見てないのですが、図書館で新刊コーナーに入っていたので、借りてしまいました・・・。勇気をもって読もうかと思います。
    まだ、読んでないので、偏見と先入観だけでいってしまうと、なんとなく「野田聖子」の政治活動の一環に出産・育児があるとしか思えないのですが、この本をよんで、この思いを覆せるか、試してみます。

    • ミースケさん
      私も野田聖子さんの考え方にイマイチ賛成出来ないけれど、気になります。
      読後の感想をぜひ聞かせて欲しいです。
      私も野田聖子さんの考え方にイマイチ賛成出来ないけれど、気になります。
      読後の感想をぜひ聞かせて欲しいです。
      2012/03/10
    • yukiさん
      やはり思いは覆せなかった。。ですが、彼女をとりまく環境が、ああいった男性的な行動を求められていたのかと思うと、なんだか複雑な気持ちになってし...
      やはり思いは覆せなかった。。ですが、彼女をとりまく環境が、ああいった男性的な行動を求められていたのかと思うと、なんだか複雑な気持ちになってしまいました。
      2012/03/11
  • 確かに不妊とかそういった制度の是非を考えなければなんだろうと思います。恒例のおじいさんとか頭が固いだろうし、凝り固まってるから無理な気がします。。。どういったって男性社会だろうしなー。政治は。そんな中で頑張ってるんだなーと。
    そこまでしてもやっぱり子供がほしいって気持ちが伝わったきたよ。あとどんな子でも産むって姿勢が。母は強しです。旦那さんもとても協力的で素敵な夫婦だと思いました。
    私も子供が若いうちにほしいなーと本当に思いました。

  • 一気に読まずにいられない本でした。その後も、息子さんが気になって著者のブログを見てみたり。まだまだ油断できない状況とのことですが、母としての、家族としての生活がゆったり営めるような日が早く来てくれるといいですね。
    日本人がどうあるべきか、自分の考えがまとまらない私ですが、命にかかわる、こんなにも強烈な経験をされた方が、どのような国の形を目指されているのかも、ブログを通じて参考にしていきたい。

  • 前作の共著「この国で産むということ」に続き、FPとしてライフプランニングの際に参考にするため、読んでみました。

    何度も治療に挑んだ野田さんの言葉で法律や制度について語られているので、当事者の気持ちや要望がよくわかります。
    不妊治療を経て出産をされる方がたとえ費用が高額になっても海外を選ぶのは、医療技術が進歩しても法律が昔のままだからなのだ、ということが分かりました。

    一方で、平均寿命が長くなっていても、女性の生殖機能は寿命のようには長くならないものだということを知りました。野田さんが著書の中で何度も語っているように、若い方には、ぜひ、身体機能を十分理解して、ライフプランニングを考えていただきたいと感じました。

  • 政治家としての何かしらが書いてあるわけでなく、ごくごく個人的なことがらが書いてあるだけ。

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著者プロフィール

1960年生まれ。83年、上智大学外国語学部比較文化学科卒業後、帝国ホテルに入社。87年、岐阜県議会議員(当時、最年少)。93年、衆議院議員に。96年、郵政政務次官。98年、郵政大臣。2008年、消費者行政推進担当大臣・宇宙開発担当大臣・内閣府特命担当大臣。12年、自由民主党総務会長。16年、衆議院災害対策特別委員長。現在は、総務大臣・女性活躍担当大臣・内閣府特命担当大臣。岐阜県第1区当選回。

「2018年 『みらいを、つかめ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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