江戸の風呂 (新潮選書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106003554

作品紹介・あらすじ

マンションと、会社と、ラッシュの電車。現代の生活はまさしくマッチ箱のなかのうごめきだ。されば個性をとりもどすための、本音の世界がどこかにないか…。あった、あった、風呂のなか…。唯我独尊の境地ここにきわまると、ラカンのような顔で独り合点したのは露天風呂だった。身も心も裸で語りあえる風呂の世界を、とくに江戸時代の風俗からのぞいてみたのがこの書である。

感想・レビュー・書評

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  • 江戸の風呂屋は湯女から始まる。
    しかも混浴。
    そこから、現代まで、どんどんかたっ苦しくなる様が紹介されている。
    今はなんと息の詰まることか。
    さらには、みんな家の棺桶みたいな風呂で、そっちも窮屈だ。


    ・明治初年代から風呂屋の口上で温度を言うようになったが、
    江戸っ子は熱湯(熱湯)が好きだけど、実はその熱湯は100℃だったとか。
    これは、当然華氏だろうから高々37.8℃だ。
    むしろぬるくて驚く。

    また、頭に手ぬぐいを置くのも、このころからの習慣らしい。

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