フィレンツェ・ルネサンス55の至宝 (とんぼの本)

  • 新潮社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (127ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106021527

作品紹介・あらすじ

花の都フィレンツェを歩いてみましょう。ヴァーミリオン・レッドの屋根瓦に彩られた小さな街のそこかしこで待ち受けているのは、めくるめく眼福。本書では、なにげない石材から美術館の名品まで、必見の55点を精選して紹介します。

感想・レビュー・書評

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  • 一般的なガイド本とちがい、トピックを絞り込んで掘り下げていく内容であり、フィレンツェ美術の勉強になる。

  • 鋭い目つきと意地悪な舌

    フィレンツェに花開いたルネッサンス期の芸術。
    その華やかな一面の裏に、フィレンツェ人の排他的でプライドの高い側面が見え隠れする。
    時代の波に揉まれ、様々な政治的・宗教的な思惑を持って作成された作品も少なくはない。
    その中で、今日まで残っている数々の芸術品を、簡潔な時代背景とともに紹介されている。
    著者の注目点を分かりやすくアップにしているため全体像は少ないが、こだわりがあっていいんじゃないかと思う。
    こういった背景を知って作品を見るとまた感じ方も変わってくるものだ。

  • フィレンツェの55の絵画・彫刻・建築を歴史と、その巧みな技術・表現を解説。

    かなり分かりやすく書いてあります。
    著者の意見が庶民的な感想から詳細へ入るので、かなり面白いです。

    ウェチェロの<大洪水>の解説がお気に入り。
    遠近法を高めるため、聖書の内容を変え「ノアの箱舟」を二隻にしてしまった!

    まさに遠近法に恋してウェチェロ。

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著者プロフィール

愛知芸術大学文学部名誉教授/イタリア美術史

「2021年 『マニエーラ・イタリアーナ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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