ゴヤ「戦争と平和」 (とんぼの本)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (142ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106022708

作品紹介・あらすじ

200年前の〝戦争画家〞ゴヤの絵と言葉がテロリズムの21世紀を撃つ! ゲリラ戦にリンチ、そして銃殺処刑――《裸のマハ》などの作品で知られるスペインの画家ゴヤが描いた、戦争の惨禍。21世紀への警鐘に満ちた作品群を画家の言葉とともに案内。さらに直筆書簡と傑作の数々で画家の一生を辿り、美術界のビッグ・ニュース《巨人》の真贋問題についても触れる。最新の画家像を伝える決定版。

感想・レビュー・書評

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  • ゴヤは、彼が18世紀末宮廷画家をしている頃、ナポレオンの侵攻により祖国で繰り広げられたゲリラ戦にリンチ、そして銃殺処刑などが行われたスペイン独立戦争を油彩、版画、素描などで表現した「戦争画家」でした。本書は、彼の描いた作品を戦争と平和をテーマに分けて解説する一冊。また彼自身の生涯や代表的な他の作品についても知ることができます。
    写真がなかった時代に、人びとに同時代の事件を伝える記録であった絵画や版画は、現代にも戦争の悲惨さ、悲しさを伝えてきます。

  • フランシスコ・デ・ゴヤ(1746-1828/82歳) スペイン

    <5月2日>
    <5月3日>
    <戦争の惨禍>
    <聾者の家>

    「それでも俺は学ぶぞ」

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著者プロフィール

大髙保二郎(おおたか・やすじろう)
香川県生まれ。マドリード・コルプルテンセ大学哲・文学部、早稲田大学文学部に学ぶ(共に大学院博士課程満期退学)。専門はスペイン美術史、バロック美術。跡見学園女子大学、上智大学、早稲田大学各教授を経て現在、早稲田大学名誉教授。近著に『スペイン 美の貌』(ありな書房)、『ゴヤ:戦争と平和』(新潮社)、『ベラスケス―宮廷のなかの革命者』(岩波新書)、『ピカソと地中海―神話的世界から《ゲルニカ》へ』(地中海学研究XLIV)、共著に『肖像画―姿とこころ』(集英社)、『堀田善衞』『スペイン美術史入門』(NHKブックス)、『もっと知りたいエル・グレコ』(東京美術)、共編・訳書に『ゴヤの手紙(上・下)』(岩波文庫)、『フランシスコ・パチェーコ著《絵画芸術》』(スペイン・ラテンアメリカ美術史研究会)など。

「2022年 『ピカソ作品集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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