謎とき『ハックルベリー・フィンの冒険』: ある未解決殺人事件の深層 (新潮選書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106037627

作品紹介・あらすじ

名作冒険譚は、作者マーク・トウェインのトラウマを描くミステリーだった! 作中、何者かに殺されたハックの父。その犯人が見つからぬままに終ってしまうのはなぜか? 執拗にくり返される死にまつわる迷信や逸話、その隠喩に込められた真の意味とは? そして周到に仕組まれた結末の「ごまかし」とは? 〝父殺し〞という観点で読み直してみると、秘められたトウェインの驚きの過去が露わとなる――。

感想・レビュー・書評

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  • 少年小説と思っていた小説が、推理小説だったと謎ときをする。しかし、あまりにも深読みすぎるように感じた。作家の少年時代に経験した出来事が小説に反映するということはありえるだろうとは思うが、それを持っていろいろと推測するのは専門家に任そう。

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著者プロフィール

1965年生、東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。文学修士。
現在、北海道大学大学院文学研究科教授(西洋文学講座)。
論文に “Gatsbyʼs Green Light as a Traffic Signal: F. Scott Fitzgeraldʼs Motive Force,” (F. Scott Fitzgerald Review, 14, pp. 198-214, 2016), “Tracking Twain: The Unfulfilled Pursuit in Mark Twainʼs Detective Fiction,” (American Literary Realism, 48.2, pp. 166-182, 2016), “Twainʼs Trauma and the Unresolved Murder of Huckleberry Finnʼs Father,” (Literary Imagination, 15.3, pp. 259-274, 2013).


「2017年 『悩める人間 人文学の処方箋』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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