いま蘇る柳田國男の農政改革 (新潮選書)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106038228

作品紹介・あらすじ

この国を深く、真剣に見続けた柳田の目には農業の行く末が映っていた! かつて農商務省の官僚だった柳田國男は日本の農業の弱点を見抜き、改善策を次々打ち出した。が、その思いは時の体制に葬られ、志を継ぐ後輩たちも、やがて忘れさられた。国際競争力はおろか、補助金で命脈を保たれる今日の農業。近現代を貫いて横たわる農政の病とは何か? 柳田が見出した希望の策を現代に蘇らせる。

感想・レビュー・書評

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  •  初めて農業の本を読んだので頭に入ってこないところもあって大変だった。しかし、農業の生産性を高めるべきという意見vs零細分散錯圃維持、高米価維持、減反すべしという意見の対立があることはよく分かった。JAが既得権を持ちすぎなので改革すべきというような意見は聞いたことがあったが、その理由も何となくわかった。
     日本人にとってやはり米は欠かせないものなので、日本の農業を大切にするためにはもう少し勉強が必要だと思った。

  • 東2法経図・6F開架:611.1A/Y44i//K

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著者プロフィール

キヤノングローバル戦略研究所研究主幹。
1977 年東京大学法学部卒業。ミシガン大学行政学修士、同大学応用経済学修士。博士(農学)。農林水産省ガット室長、地域振興課長、農村振興局次長などを経て、2008年より独立行政法人経済産業研究所上席研究員、2010年よりキヤノングローバル戦略研究所研究主幹。
主な著書に、『国民と消費者重視の農政改革 ―― WTO・FTA時代を生き抜く農業戦略』(東洋経済新報社、2004年)、『食の安全と貿易 ―― WTO・SPS協定の法と経済分析』(編著、日本評論社、2008年)、『環境と貿易 ―― WTOと多国間環境協定の法と経済学』(日本評論社、2011年)、『日本農業は世界に勝てる』(日本経済新聞出版社、2015年)など。

「2016年 『経済政策論 日本と世界が直面する諸課題』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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