- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106039034
作品紹介・あらすじ
不遇の才女・紫式部が洞察した「嫉妬の本質」とは? 上流貴族から祖父の代に零落し、夫も亡くし、藤原道長の「お手つき」となり、その娘の家庭教師に甘んじた紫式部。「落ちぶれ感」を抱えた彼女が「もうひとつの人生」を求めて書きはじめた物語には、階級社会に渦巻く激しい嫉妬が描かれている。人気古典エッセイストが、源氏物語に秘められた紫式部のメッセージを読み解く。
感想・レビュー・書評
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【選書No】066
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現在のネットリンチを取り上げ、源氏物語と比較していたのに大変興味深かった。
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背ラベル:913.36-オ
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なんと言うかこう、源氏物語がどれだけすごい小説かが分かったというか。
現代からガチに読み込んでも十分に応える。
歴史とか社会だけでなく、女性の立場、内面、リアル感残しながらもあくまでフィクションで。色んな章で色んな人物を描きながら、実は全体通して出口があった。
すっげえ。
なんかこう、女性自身的な感じもあって、当時女性週刊誌に連載されてたら、発売日の朝には全部売れ切ってしまうくらいの感じじゃあないかなと思う。
ものすごい共感もあったんちゃうかな。
ちょっと噂のチャンネル見たいな感じもあって。
中学校で教えてはもらったが、こう言う面白さを教える方向に持っていった方がええんちゃうのかね。変に文法とか単語とか覚えさせるんでなく。音読で。
日本の国語教育って、「国語」が好きにならないよね、
今になったらもういいよ。こんなジメジメした面倒臭い小説、読む気もないけど。
後突然、脈絡なく被せて現代をディスるのは気持ち悪かったです。