新潮日本古典集成 第75回

  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (385ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106203756

作品紹介・あらすじ

義理人情の柵を、美しい詞章と巧妙な作劇で織り上げ、人間の愛憎をより深い所で捉えて、感動を呼ぶ近松の代表作「曾根崎心中」「国性爺合戦」等五編を収める!

感想・レビュー・書評

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  • こういう本は声に出して読むのがよいです。まるで自分が人形浄瑠璃の太夫か、歌舞伎役者にでもなったような気分で読み進めます。
    「新潮日本古典集成」の読みやすいところは、ページが上下2段に分かれており、下に原文、上にその直下の注釈が配されているので、原文を読みながら「はて?この意味は」と思えば上を見て確認でき、また文字の色を変えて原文中にもちょっとした注釈を添え書きしてあるので、あちこちページを移動しなくても内容がつかめるところです。そのうえ、日本人のDNAに刷り込まれた七五調のリズムで音読すれば、多少の意味はどうあれ、物語がすっと心に入ってきます。
    世間の手枷足枷に逆らうでもなく、恩愛のために死んでゆく恋人たちの物語には悲しみを覚えます。

  • 曽根崎心中
    お初と徳兵衛の心中物語。
    どうしても金が入るという友人の九兵次に3日限りの約束で貸したことが発端となり返済してくれず、むしろ騙していると周りに言いふらしたため、身の潔白を晴らす為に至った。
    悲しいお話ですね。金銭の貸し借りはたとえ気を許した友人であっても気を付けた方が良いですね。

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