- Amazon.co.jp ・マンガ (187ページ)
- / ISBN・EAN: 9784107716842
感想・レビュー・書評
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明治時代、
妖怪関係の書物を隠れて収集する不思議な貸本屋
『向ヒ兎堂(むかいうさぎどう)』があった。
妖怪が見えてしまう 『向ヒ兎堂』の主人・兎崎伊織は、
猫又の銀、化狸の千代ら
あやかしの仲間たちとともに
妖怪たちの悩み相談所を開くことにするが…
自分は好きやなぁ〜
この空気感♪
嫌みのない柔らかなタッチの絵と
「明治時代」「貸本屋」「妖怪」「猫」と
自分のツボを
ピンポイントで刺激するキーワードの数々に
一人本屋でニヤけてしまったし(汗)
この作品の魅力は
舞台を明治にしたところ。
「はいからさんが通る」でお馴染みの袴姿や
鹿鳴館を思わす
レトロなドレス衣装、
アーク灯や鉄馬車に洋館など
和洋折衷の街並みに
も
きゅんとさせられます(笑)。
↑俺だけか
妖怪が見える伊織の前に現れる依頼主も、
取り壊しが決まった武家屋敷に咲く
牡丹の精や
小さな女の子が大事にしている金魚鉢から抜け出した
空飛ぶ金魚、
人形師のお爺さんと暮らす
座敷わらし、
本好きで占いが得意な
お釜を被った妖怪、
鳴釜(なりかま)、
など人間に排除された妖怪たちの
切実な依頼(悩み)ばかりなのです。
眼帯を外すと謎の赤い目を持つ
向ヒ兎堂店主の
兎崎伊織(とざき・いおり)。
葉っぱを使ってどんな物も出現させる
しっかり者の少女、千代。
(タヌキの化身です)
鮎飯に目がない(笑)
普段は猫の姿の青年、銀。
(猫の化身です)
そして妖怪を取り締まる二人の巡査、
都築と千石。
などなど魅力的なメインキャラも◎。
しかし、妖怪や幽霊やイジメにしても
いつの世も人は
見えないモノや
自分と異なる者を否定したがるけど、
目の前に、
くっきり見えてるものしか信じられなくなるのが、
いちばんつまらないし、
いちばん悲しい。
よく考えてみたら
大切なものって
すべて形のない
捉えどころのないものやん(笑)
真実はそこにこそ
あるんじゃないのかな〜(^_^;)
な〜んて
個人的には思ってます(笑)
伊織の赤目の秘密や
妖怪本を密かに集める警察の真意など
少しずつ明らかにされるであろう謎も含め
2巻が楽しみな漫画です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
時代は明治。
文明開化が進むなか、
押しやられる妖たち。
ひっそりと佇む、
貸し本屋、向ヒ兎堂。
そこで様々な妖たちの悩みを解決していく。
話、雰囲気は、「蟲師」「夏目友人帳」に似てる。
絵は見やすくてかわいい。ジャンプっぽい?キャラクターも青の祓魔師っぽい?
な感じで、目新しさは全くないのだけれど、
すごく読みやすいし私好み。
話も1つ1つが短くて、完結してる。
と見せかけて、多分色々繋がっていく。
これからが楽しみ! -
全八巻読了。
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~7巻
個々の話は面白い。
背景のストーリーはちょっといらないかな。 -
1〜5巻まで。
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最近舞台が明治時代のお話にハマっていて、裏表紙の説明文に「明治」と書いてあった&絵柄が気に入ったので表紙買いしました。
最初はなんだかありがちな設定だなぁと思っていたのですが…登場人物(妖?)が増えるにつれ背景が気になってきたので、次巻も続けて読んでいきたいです(^^) -
絵が可愛いし、話の組み立てもうまいと思う。
キャラクターそれぞれに背景があるんだろうけど、まだ見えなくて、先が気になる系です。