- Amazon.co.jp ・マンガ (156ページ)
- / ISBN・EAN: 9784107719393
作品紹介・あらすじ
付喪神誕生の瞬間をいまかいまかと待ち受けたり、一棟のマンションだけに起きる地震の正体を明かしたり、気難しい老婆の妖怪に活躍の場を与えたり、一反木綿にCM出演の依頼が舞い込んだり…同じみの妖怪が勢ぞろいする「妖怪園」は、今日も妖怪の世話に四苦八苦! 毒っ気たっぷりの辛口「妖怪飼育」ストーリー第2巻!
感想・レビュー・書評
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妖怪園の妖怪さん達は、優しい妖怪が多い。
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烏天狗がちょいちょい要で出てくるのが好き。話の中では猫又や豆腐小僧が好きだった。
出てくる妖怪は皆ちょっと親切で可愛らしい。 -
感想は、初代の方に書いてあります
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代表作『最後のレストラン』のアイディアも、相当に斬新だ
しかし、この『妖怪の飼育員さん』は、その点では確実に上回っている。そう感じるのは、私が妖怪が好きってのもあるだろう
ブームはまだ冷め切らず、妖怪が登場する作品は増え、良作な物が多いのは嬉しい。この『妖怪の飼育員さん』は、このジャンルの新たな可能性を見せてくれた
改めて言う事でもないんだろうが、藤栄先生は実力派の漫画家だ
正直、先の(1)から結構、時間が経過していたので、この(2)はもう出ないんだろうか、と不安だった。何せ、(1)の終わり方が、実に続きが気になるものだったので。(2)が無事に発売され、ももたん先生の『本屋の鬼いさん』と同じくらいにホッとしてしまったのは、ここだけの話にして欲しい
「妖怪園」と言う、突飛な設定だけで勝負しているだけじゃなく、ストーリーにも風刺がビシッと効いていて、読み手はガッツリ惹き込まれていく
妖怪、それはファンタジーの象徴だからこそ、この現実感のある内容に説得力を生んでいるのだ
人間も、妖怪も、この生き馬の目を抜くような現代社会で感じる生き辛さには、さほど差はないんだな、と妙な自信が芽生えたのは私だけだろうか?
基本的には、コメディ感が強いのだが、時にほろりと泣いてしまいそうになる話もブッ込んでくるから油断ならず、藤栄先生の引き出しの多さに、アカナメよりは短い舌を巻かされる
この(2)のラストの話から新規参戦している、大源壮悟。彼の持ち味は、タフネスっぷり、肉体的にも精神的にも。「どんだけ~」と言いたくなるくらいだ。レギュラー陣にも負けていない個性の保有者で、今後の活躍が楽しみだ
(3)はなるべく早めに出してほしいが、質が落ちても困るんだよなぁ。私、我儘だろうか?
どの話も、妖怪の魅力を伝えてくれるモノばかりだが、個人的にツボったのは、#22「キュウキュウ特選隊」だった。ここまで、ブラック&スパイシーにしちゃって大丈夫なのか?
生活におけるこだわりは、人それぞれで他人が口出ししていいもんじゃない。だが、その前提には迷惑をかけない、がある
自分がやられて嫌な事を想像できて、自制心が働かないような輩は怒りを通り越して、呆れ返ってしまう。環境保護を訴える人間が、周囲に最も不快な思いを強いている、ちゃんちゃら可笑しい話だ
この台詞を引用に選んだのは、「もっともだ」と自然に納得できたので。これは人間でなく、一反木綿が発したからこそ宿る説得力だな。こういうギャップの使い方も、漫画家の腕の見せ所。ビッグな男には、種族は関係ないのな -
放置児童やいき過ぎた動物愛護団体、高齢化問題など真面目に語る。
わけではなく、そこはかとなく匂わせる手法すごく好き。