ウロボロス 24: 警察ヲ裁クハ我ニアリ (BUNCH COMICS)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784107719508

作品紹介・あらすじ

「復讐」を終えたイクオと竜哉が向かった先は結子先生が眠る場所・式ノ浦島。そこで束の間の休息を迎える二人の前に現れたのは日比野美月だった。かつての相棒にして最愛の女性が、イクオの前に最後にして最大の敵として立ち塞がる…! 7年にも及ぶ大人気連載が遂に完結! 涙なくして読めない有終の第24巻!

感想・レビュー・書評

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  • とある事件をきっかけにその真相を探る兄弟。2人は裏と表に分かれ情報収集を行っていた。その真相とは。
    動機が暗いだけにどんどん闇へと突き進んでいく様はとても哀しい。終わりはこういう終わり方になるんだろう、と予想した方向へ進んでいくが、最後の最後にほんの少しの救いがあるのが良かったとは思う。
    現実離れした設定、展開ではあるがエンターテイメントとしては純粋に楽しめる。

  • 全24巻読了。
    説得するも、竜也とイクオの自殺を止められなかった日比野警部。
    イクオと最後に想いが通じ合っただけに切ない…。
    しかし遺体は上がってこず、後日ピンチの日比野を助ける2人の人影…。
    竜也とイクオが生きるのなら逮捕されて罪を償うものだと思っていたので、今も闇の世界にいるのではと心配になってしまった。
    銃で撃たれて出血が多いまま海に飛び込んで助かるとは…。

  • 昔ドラマになったなあと思いつつ読む。
    グロい描写もあったが、大きな謎と小さな謎をうまく絡めて最後まで楽しめた。

  • イクオの指が気になるけど、
    とりあえず、お疲れ様でした。

  • 私は、この漫画、何が好きって、主人公の表情とアクションの絵がすごく好きだったので、最終話で顔が出なかったのはちょっと残念。

    せめて、「まったく、日比野さんは相変わらず不用心なんだから・・・」みたいな一言ほしかったな。セリフが「そうだね・・・」だけじゃさびしい。

    もう少し、「どうして生きて帰ってきたのか」が想像できるようなシーンがほしかったような気もする。

  • 完結

  • ついに、完結。ありがとうございました、神崎先生、良い漫画を
    単なる復讐モノではなく、友情や恋愛、仲間意識、精神的な成長が絡んだ、重厚感たっぷりな人間ドラマでした
    失礼な事に、ドラマ版は観ていなかったので、甲乙は付けられないのですが、こうやって、漫画版の見事な幕引きを目の当りにしてしまうと、物足りなさを覚えてしまうのでは、と不安です
    憎しみは何も実らせない、復讐は負の連鎖を生むだけ。それは事実でしょう
    誰もが頭じゃ分かっているんです、けど、心から生まれるドス黒いエネルギーは押さえ込めません。むしろ、それが人間です。けど、暴れ狂うエネルギーを飼い慣らす事が出来るのも、また、人間だけでしょう
    罪が犯した人間が自分の命を断つ事で、虚しい復讐を終わらせる、この自分勝手な行為が、「正しい」のか、「間違っている」のか、それは誰にも分かりません。潔し、と言えば聞こえはイイかも知れませんが、やっぱり、新しい悲しみが生まれる事には変わらないでしょう
    それだけに、このラストはたまりませんね。これでこそ、『ウロボロス 警察ヲ裁クハ我ニアリ』でしょう
    個としての復讐は終わった。けれど、まだ、この世には許しがたい悪が蔓延っている。道を踏み外した者だけが下せる、悪人への裁きがある、これもまた、勝手な理屈である事には変わりませんが、黒い興奮を覚えてしまう私もいます
    現実的ではないかも知れませんけど、漫画の中にくらいは、この手の「正義」があってもいいと思います、私は
    きっと、イクオは美月の前に、その姿を二度と見せる事はないでしょう。けれど、陰から彼女を見守り続け、また、美月もまた、彼を探し続けるでしょう。多くの事件を経て、自分なりの信念を得た彼女の事ですから、もしかすると、奇跡くらいは起こすかもしれませんよね
    私も、それなりの年齢になって、多少の経験は積んだので、警察は正義の味方、悪い事なんてしない、なんて甘ったるい考えは持ってません。ヤクザより性質の悪い悪徳刑事もいるでしょう。実際、ニュースにもなっていますしね
    けど、この『ウロボロス 警察ヲ裁クハ我ニアリ』を読んで、ちょっと信じてみたくなりました、中には「正しい」事を貫き続ける努力を惜しまない、本物の刑事がいるんだろう、と
    「正しい」を保つ事は、そんな簡単な事じゃありません。でも、カッコいいですよね、周りの人間だけでなく、自分の中の葛藤と衝突を繰り返して、ボロボロになりながらも、「正しく」あろうとする人は。ヒーロー、ヒロインってのは、そういう人の事を言うのでしょう
    この台詞を引用に選んだのは、日比野美月、彼女がいたからこその『ウロボロス 警察ヲ裁クハ我ニアリ』だった、と思ったからです。この作品の中で、最も成長したのは、誰でもない、彼女でしょう。そして、彼女はもっと、強くなっていくんでしょうね

  • 13巻くらいまでは追いかけてたんだけど、最終巻ということで、一気にとんで読んだ。
    オチとしては、想像の範囲内。
    主人公二人の逃避行で一冊終わった感じ(笑)
    これなら、23巻から読んでも良かったな…w

  • 23巻まで一気に読んで、この最終巻が出るのを待ってた。終わり方としては、これしかないよね、っていう感じで、タッちゃんとイクオが2人で再度歩み出してて良かった…。最後の最後、イクオちゃんは日比野さんの方に行っちゃうかな?と思ったけど、タっちゃんは絶対なんだなー。2人の絆が最後まで揺るがないもので良かった。

  • 完走。

    序盤は本当に面白くて格好良くて大好きな作品だったんだけど、日比野さんのお父さん…が…!?とか、公安が…!!?とかの展開を見せてきた頃からなんだかアレレ…??てなってたんだけど、ここまで来たらと完走してみた次第ですけど。

    なんかもー最後の方はアレもコレも要らなかったなあ…って言う事ばっかりだった。
    どなたかも書いてたけど『ひねり過ぎて失速した』、それから『ひねり過ぎたが故に引き伸ばし過ぎて間延びした』て言うのが正直な感想かな…。
    本当に凄い残念。


    希望を持たせるオチでは有ったけど、個人的にはこれも蛇足だなって思っているので、ウーーーーン…

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