- Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784107719669
感想・レビュー・書評
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パリのレストランで働く青年、ジルベール。
皿洗いの雑用係だったが、料理に関する才能を秘めており、その才能を徐々に発揮していく。
単なるシンデレラストーリーではなく、ジルベールの内気な性格と相反した、周りの人々の明るく愉快な日常に巻き込まれながら、少しずつ人間らしい前向きな生活を送るようになっていく、ジルベール自身の成長を追えるのがすごく面白い。
ジルベールはものすごく内気な性格だが、卑屈ではなく、他人の良いところを見つけ、真っ直ぐに思いを伝えることができるので、みんな何故かジルベールの周りに集まってくる。
個人的にすごく好きなキャラクター。
あとは、料理だけじゃなく、さまざまな芸術家(音楽家、絵描き、ダンサー等)が溢れていて、それぞれの日常が見れるので、自分の知らない世界をのぞいてる感覚になって面白い。
あと料理が美味しそう。
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面白い!
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ネットの無料公開で知って、本屋に走って最新刊まで一気に買って読んだ。
こういう話大好き。ご飯美味しそう。
理解したりしなかったり、許したり許さなかったりが丁寧に描かれていたり、何かを作り出すことの話が色んな形で描かれていたり、気持ちの指標になるような話が多いなと思った。 -
どのキャラもいい
主人公も周りのキャラもいいよね -
主人公は料理人ですが、料理やその世界に主題のある作品ではありません。気弱なジルベールが周囲の人たちとの関わりに心を開きながら、自分や友人達、同僚、仕事と向き合う話…かな。
絵が温かくてとても良い。最初はジルベールが気弱すぎて気になるけど段々とちゃんと前を向くようになって、巻数を経るに伴って表情も穏やかに明るくなるのが嬉しい。周りのメンバーも個性的で魅力的なキャラばかりで脇役までそれぞれ好きです。 -
主人公が人との関わりの中で枝葉を伸ばしていく様子は春の芽吹きのようである。豊かな漫画。
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たまにジルベールの背中をバシッと叩いて励ましたくなる。笑
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読んでるうちに内省されていくような
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自分に自信のない主人公。
でもそんな主人公の良いところを知っている人や知っていく人たちがそこから自分にとっての大切なものを見つけたり知ったりと、とても素敵な作品。
主人公がゆっくりだけどしっかりと前に進んでいくのを後ろから見守りたいです笑 -
料理漫画としては異色な、自信が無さすぎる天才の主人公。
1巻だけでも、ジルベールの成長が見られるので、今後さらに成長著しいと思うと非常に楽しみ。
「料理の漫画」というよりは、「料理人の漫画」なので、料理に興味が無いから面白くなさそう、と不安に思う必要は全く無し!
この先が楽しみです。