ケーキの切れない非行少年たち 1 (BUNCH COMICS)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 506
感想 : 39
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784107723420

作品紹介・あらすじ

少年院に収監される非行少年たちの中で、少なくない確率で知能障害の少年がいる……! 『「子供を殺してください」という親たち』の鈴木マサカズ最新作!!累計60万部突破の新書漫画化! 少年院と知能障害の闇に迫る!!

感想・レビュー・書評

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  • 生きにくさ、分かるなぁ…って。

  • 自閉症で、少年院に来て、窓の蝶とか、机の上のものとか、他のものにすぐ気がそれで話に集中できていない。いま、ADHDの存在が世の中に広まってて、それがひとつの言い訳、、、じゃないけど、「仕方ないとも言える部分」に甘えて、約束守れないとがあっても開き直ってた。「仕方ない」って思いすぎてた自分にハッとした。約束は、全力で守れるよう努めるもの!

    私自身、常に、自分に「約束をすっぽかす。守らない」傾向があるってことを忘れずに、考えて備えて、対策をしていこう。


    逆にの立場で考えた時、周りに「気が散りがちな人」がいても、そこは、相手を理解しようと努めよう。辛抱強さが大事。生きていて、私自身が誰かに対して不満に思うことがあっても、相手の人生に何があったのか、深く考える気持ちをもとう。(慮るってやつ)犯罪など、人を傷つけることは「仕方ない」で片付けられることでは無いけど、少なくとも「仕方ない」側面を持つ人もいる。って言うことを忘れてはいけないと思う。


    人生で1回読んで、知っておくと世の中の見え方が変わる気がする。

  • 原作を読んでたから気になって借りた漫画!
    漫画で見たらリアルすぎて、、、。
    気になるので読み続けたいと思う。
    知ろうとすることは大切だな、、、。

  • ずっと気になっていた本の漫画版を電子書籍で見つけたので、早速、読んでみました。
    少年院に入所している少年たちの実態。
    ・社会の変化で犯罪者を減らすのともできるのだろう。
    ・当たり前は、人の数だけある。
    そのようなことを思いました。

  • 精神科医の六麦克彦は、勤務する少年院で、ケーキを上手く三等分出来ない非行少年と出会った。

    田町雪人、彼は仮退院式で、『もう誰も悲しませたくありません』と言っていた。
    あれから4年。
    まさか、再びこの場所で再開することになろうとは...

    決して、犯罪=知的障害ではありませんが、そこに何か関係があるのか?
    知的障害への対応の難しさに、考えさせられました。

  • 新書とはまた違って、少年たちの表情が描かれているのがポイントだと思います。
    実態だけがあり解決策は描かれていないので、読むとかなり疲れます。

  • …おお。波乱の幕開け…。

  • iQが低く家庭環境が悪い。
    そんな少年たちが非行を繰り返す。
    障害児として守られるべき存在が被害者となり、そして加害者となる。
    初めて見る世界に驚いた。
    少年院を出たあと、社会に出て頑張ろうとするが、そこでも認められず、結局犯罪を犯してしまう。
    iQが低い障害児をどのように周りの人は対応するべきか。
    家庭に問題がある場合はどうしたらいいのか…
    現実を目の当たりにした。

  • あなたの「普通」とわたしの「普通」と彼彼女の「普通」は果たして一致しているのか。
    学校教材になる内容。
    社会の有り様を考えさせられます。

  • 聞いたことがあったので読んでみた。15分程度で読了できるため、是非沢山の人に読んでほしい作品。
    「少年院」と聞くと、どうしても犯罪を犯した悪い人達が収容されている場所、と考えてしまっていたが、それだけではないことがよく理解できた。
    勿論、犯罪を許容するつもりはないが、この本に登場する様な人物が非行に走らないように指導すること、それも大人の責任だと思った。

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著者プロフィール

立命館大学教授、児童精神科医。一社)日本COG-TR学会代表理事、一社)日本授業UD学会理事。医学博士、日本精神神経学会専門医、子どものこころ専門医、臨床心理士、公認心理師。京都大学工学部卒業、建設コンサルタント会社勤務の後、神戸大学医学部医学科卒業。大阪府立精神医療センターなどに勤務の後、法務省宮川医療少年院、交野女子学院医務課長を経て、2016年より現職。児童精神科医として、困っている子どもたちの支援を教育・医療・心理・福祉の観点で行う「日本COG-TR学会」を主宰し、全国で教員向けに研修を行っている。著書に『教室の困っている発達障害をもつ子どもの理解と認知的アプローチ』『性の問題行動をもつ子どものためのワークブック』『教室の「困っている子ども」を支える7つの手がかり』『NGから学ぶ 本気の伝え方』(以上、明石書店)、『身体面のコグトレ 不器用な子どもたちへの認知作業トレーニング【増補改訂版】』『コグトレ みる・きく・想像するための認知機能強化トレーニング』(以上、三輪書店)、『1日5分! 教室で使えるコグトレ』(東洋館出版社)、『ケーキの切れない非行少年たち』『どうしても頑張れない人たち』(以上、新潮社)、『境界知能とグレーゾーンの子どもたち』(扶桑社)、『境界知能の子どもたち』(SB新書)などがある。

「2024年 『身体をうまく使えるためのワークブック』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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