- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784107725097
作品紹介・あらすじ
アパルトマンの大家・カトリーヌの誕生日を祝うため、ジルベールたち住民はパーティを計画する。ケーキを作るため、パティシエのディミトリに習うジルベール。エルザも参加してお菓子作りをしていくなかで、気づいた製菓と料理の違いとは!? そして、パーティ当日、ケーキを振舞うジルベールに、カトリーヌが過去を語る。“アパルトマンと引き換えに実家と縁切りした”その真相は――。
感想・レビュー・書評
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アパルトマンの大家・カトリーヌの誕生日パーティを計画する住人たち。ジルベールもディミトリから習ったケーキを振る舞うことに。そんな中で、カトリーヌはジルベールに自分の過去について語り始める──。
とにかく表紙がいい!絵画がテーマの過去が語られるのだけど、表紙でキャラたちが絵になってるのが素敵!前回のカラフルさから一転して渋くて好き。内容はアベルとクロエ、ジルベールとエルザ、さらにカトリーヌの恋物語と、三組の甘くもほろ苦いケーキ・オペラのような味わいの一冊に。
クロエのリアクションが見てて楽しい!あんなこと言われたらねえ(笑) アキオとエドのホラー映画談義もいいよね。この先が見えてて切なくなる。
「近すぎて気づかないこともあるんだ 遠くから離れてものを見るのも大事なのさ」
ドミニクの言葉も好き。カトリーヌは素敵な「絵」を描いたんだなって。それは過去から未来へと渡っていく縁の形だった。
ケーキ作りの様子も面白かった。同じレストランでもジルベールの分野とは違うパティシエの仕事。丁寧に地道に設計図を書いて組み立てていく。ケーキは見た目が華やかで、口当たりも甘い。でも、それは作る人が時間をかけて築き上げたお城なんだと。おいしいお菓子を作ってくれている地元のパティシエさんには感謝しかない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
素敵な巻でした。
誰にでも、ドラマが詰まってるんだと思わされた巻。相変わらず、じんわりさせられる漫画でスキ! -
別のArtの話がメイン。まぁありきたりといえばありきたりなんだが、いい話ではあった。帰国に向けてどうするのか気になるところ。
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人の人生にはドラマがある