青髯ジル・ド・レー: 悪魔になったジャンヌ・ダルクの盟友 (海外ノンフィクション・シリーズ)

  • 中央公論新社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120012648

感想・レビュー・書評

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  • フランスの英雄であり聖なる乙女として有名なジャンヌ・ダルクと共にフランスのオルレアン奪還した仲間の一人「ジル・ド・レー」。
    彼の生い立ちから処刑されるまでの伝記と彼の心理に対する考察。

    リュックベッソン監督の「ジャンヌ・ダルク」でジャンヌの事を詳しく知る事になりました。
    この映画以外の何かしらのフィクションでジルは彼女の盟友で敬愛していた、そして彼女が魔女として処刑された事で悪魔になった・・そんなエピソードをちらほら目にします。
    映画ではジルどころか、殆どの仲間はジャンヌが捕まり処刑されるまで登場しないことに疑問を抱き、一番有名な仲間である彼の物語を知りたいとこの本を手に取りました。

    本当に彼はジャンヌを敬愛していたか?彼女が処刑された故に悪魔になってしまったのか?
    残念ながら本書では私の些細な疑問は完璧には解決されませんでした。
    公式記録に残されていないことらしいです。
    また本書は伝記に重点を置いている訳ではないので、この本を「余す事無く彼の事実だけを書いた」と言う風に受け止める事はできません。
    ジャンヌの事も含めて事実だけを知りたいという意味ではこの本は私には不向きでした。

  • なじ■
    ジル・ド・レーを知る為の伝記としても
    ジル・ド・レーというキャラクターを描いた一つの物語として見ても
    どちらも非常に興味深く面白かったです。
    ジルについて書かれた世界中のあらゆる書の引用も数多くされていて、
    様々なジル像を知ることもできて良かった!

    文章が詩のようで凄く美しくて心地よかった…

  • ジルドレ予想以上にやばいひとだった。
    これは考察本だったので、物語としてのジルドレを読んでみたいかな。ジャンヌとの絡みがある系の。

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