戦後マスコミ回遊記

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (474ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120014406

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  • 戦後の日本を読売、日本テレビで生き日本にテレビと原発とゴルフの発展を影で推進した。

    柴田氏の自伝で、多分に自分中心に書かれているとは思うが、彼がテレビの誕生や日本の通信網の基礎を推進しゴルフを国民的スポーツにしたのは事実だろう。

    また正力松太郎に影で支えながら原発を推進し日本に原発を誕生させた基礎も彼だろう。当時、ビキニ岩礁での水爆実験で国内の反原発の怒りをアメリカと協力して原子力の平和利用という形で原発を推進し怒りを収めたのはアメリカと読売などメディアを使い操作したようだ。
    原発に無限の可能性を期待した故人彼が、今の3.11後の日本を見ていたら彼は今何を思ったろうか?

    また、ゴルフを言うスポーツを日本に広める基礎を造ったという意味でも彼の影響は大きなものだったろう。

    アメリカのと用心とのパイプや日本の政治家とのパイプも持っており、ある意味不思議な人間であったに違いない。ただ、1986に69歳でアメリカ訪問中に亡くなっており、謎の多い人でもある。

    なぜこの本を図書館に予約して読んだのか?その動機が自分でもよく分からないが、多分日本の戦後に興味がありそういうジャンルの本を多くセレクトしているからかもしれない。

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著者プロフィール

一九一七(大正六)年、愛知県に生まれる。昭和十五年、青山学院を卒業。報知新聞社、社会部記者となり、応召。昭和十八年、南京、上海の病院を経て帰還。召集解除となる。読売報知新聞(現、読売新聞社)に復社、読売争議解決に奔走。昭和二十三年十一月より二十六年八月まで、NHKの嘱託を兼務し、日本最初のニュース解説者となる。この間、日本でのテレビ放送実現に情熱を傾け、昭和二十八年テレビ免許第一号を取得し、日本テレビ放送網株式会社発足に深くに関わる。昭和四十三年、日本テレビ専務取締役を辞任する。昭和六十一年十一月、フロリダで死去。

「2012年 『戦後マスコミ回遊記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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