日本の領土 (中公叢書)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120032813

作品紹介・あらすじ

日本の地理的範囲、領有の沿革、戦後の展開から、尖閣、竹島、北方四島の帰属を考察し、領土・領空・領海問題の未来を展望する。

感想・レビュー・書評

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  • 国際法学者の書いた日本の領土についての包括的資料及び論考。仕事上利用することも多かった書。仕事場にあるので自分では買わなかったのだが、思い切って古書で購入。
    精緻で理性的な記述は好感が持てる。ただし、実務者としては冷静に本書を見る必要がある。良くも悪くも「学者」の意見であるからだ。著者の思考の根本をなす我が国のかつての大陸政策へのスタンス。それに、東アジア共生のための提案。まことに結構なことなのであるが、我が国の主張とは当然相容れないし、昨今の東アジア情勢をかんがみるに、実現可能性は薄いだけでなく、我が国の権益を失わせることにもなりかねないため、注意が必要である。ただ、個人的には大いに首肯できるところもあり、それでなくても本書の価値をそう減じるものでもないとも思う。

  • 日本が現在抱えている領土問題、すなわち北方領土、竹島、尖閣諸島の問題についてこれ一冊で詳しく知ることができる。
    領土問題が発生した経緯、相手国の主張、相手国の主張に対する反論、解決までの道程などが示されており、これ一冊読むだけでずいぶんと見通しが良くなる。

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著者プロフィール

神戸大学名誉教授

「2023年 『国際紛争の解決方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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