秋山真之戦術論集

著者 :
制作 : 戸高 一成 
  • 中央公論新社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (389ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120036934

感想・レビュー・書評

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  • いま読み始めたばかりですが、わくわくしています!

    経営戦略を考える上で、海外を見渡すと、『孫子』『戦争論』など参考となる実際の戦略や戦術に関する書籍がありますが、日本にはそういったものがないものかと思っていた矢先、たまたま発見しました。

    海軍の戦術、戦闘方法について書かれたものなので、それをそのまま吸収することはできませんが、天才参謀 秋山真之の考え方、思考から学ぶ意味では価値があると思います。

    私の読書に対する考え方ですが、すばやく知識を吸収するといった読書の仕方がある一方、著者と時間や空間を越えて対話することも読書の楽しみの一つだと思っています。それにうってつけの一冊ではないかと思います。

    なお、余談ですが、本書では将来的に空軍の出現、またそれによって海戦における戦術が劇的に変わるであろうことが秋山真之本人によって述べられています。彼のこのような柔軟な考え方が引き継がれなかったこと、組織文化の継承や、組織の考え方の硬直化、いろいろと考えさせられます。

  • 日本が誇る天才参謀・秋山真之の戦略・戦術の全てがここにある。

著者プロフィール

秋山真之

一八六八(慶応四)年、愛媛県に松山藩士の子として生まれる。兄は陸軍大将秋山好古。九〇(明治二三)年海軍兵学校卒業。九六(明治二九)年軍令部諜報課課員、九七(明治三〇)年アメリカに留学、アメリカ運送船『セグランサ』号に乗組み米西戦争を視察、九九(明治三二)年イギリス駐在、一九〇〇(明治三三)年帰国、軍務局第一課課員、海軍大学校教官を歴任。日露戦争では、連合艦隊兼第一艦隊参謀として、黄海海戦、日本海海戦などの作戦を担当した。一四(大正三)年海軍省軍務局長となったが、一七(大正六)年、病気のため中将で待命となり翌一八(大正七)年死去。

「2019年 『海軍応用戦術/海軍戦務』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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