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- Amazon.co.jp ・本 (410ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120038051
作品紹介・あらすじ
成島柳北、末広鉄腸、福地桜痴、黒岩涙香…明治・大正期の新聞記者にみる、ジャーナリストの矜持とは、現代ジャーナリズムが失った、新聞作法とは。操觚者たちの発言と行動を通じて近代史の転換点をたどる。
感想・レビュー・書評
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明治維新から普通選挙運動まで、明治・大正期の新聞記者と現実政治との関係史。
新聞が何をどのように報じ、記者たちが政治とどう関わり、政府はいかに新聞を規制・弾圧・利用したかが、豊富な記事引用を伴って明らかになっている。いわば「新聞記者にとっての日本近代史」と言える。
「不偏不党」の美名のもとで今日の新聞が失った批判精神が息づくとともに、好戦的ナショナリズムとの親和性や国家権力との癒着、競合他社への誹謗中傷など現在と同様の問題もすでに抱えていたことがわかる。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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