祭りのゆくえ: 都市祝祭新論

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120039195

作品紹介・あらすじ

日本人の心のよりどころ?生産や生活の共同が失われた都市にあって、祭りはなぜ必要とされるのか-。祭りをとおして見えてくる、現代社会の一断面。

感想・レビュー・書評

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  • 生活文化論を研究する
    著者が「日本の祭り」を考察した
    一冊

    「よさこい踊り」
    「ソーラン踊り」
    の発祥、伝播
    そして
    今日に至るまでの
    「祝祭」としての位置づけ

    「祭り」を一歩引いて
    眺めて、考える
    著者の視点が興味深い

    ー同じ見るなら
     踊らにゃ 損(ソン) と
    「祭り」の当事者たちから
    見ていると
    なにやらしかめ面らしく
    メモや写真を撮りながら
    記録をしている
    不可思議な人(著者)は
    かなり 変な人に
    写っていたことでしょうね

  • かつては土地神等と結びついての祭りというかたちだったのだと思うけど、生活が都市的になり、祭りの意味もスタイルも、そして根本的な意味さえ変貌していってる。その変化をいくつかの代表的な祭りを用いて追っている一冊。ハロウィンとかどうなんだろう。範囲が広範になりすぎるかな。もう今の祭りは楽しければいい、商戦の起爆剤(町おこしあり)的な意味しか残ってないんじゃないかと、失礼ながら思ってしまうかも。

  • 購入:2008/8/30、読了:2008/9/20

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著者プロフィール

松平誠(まつだいら・まこと)
1930-2017年。東京生まれ。京都大学文学部卒業。立教大学社会学部教授、女子栄養大学教授等を歴任。生活文化論専攻。都市生活文化をテーマに広くフィールドワークを展開,各地・各時代の祝祭文化と生活についての研究を重ねる。主な著書に『ヤミ市 東京池袋』(ドメス出版),『祭の文化』『都市祝祭の社会学』(有斐閣),『プラハの浮世酒場』(岩波書店),『現代ニッポン祭り考』(小学館)などがある。


「2019年 『東京のヤミ市』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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