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- Amazon.co.jp ・本 (413ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120045370
作品紹介・あらすじ
"アメリカ人類学の父"であるのみならず、現代人類学の父として、その礎を築いた大知識人。晩年の主著『人種・言語・文化』より最重要の論考を精選し、フィールドワークから、学の理論的射程まで、ボアズ人類学の真髄を伝える待望の邦訳。詳細な訳註とボアズの精神史的系譜を跡づけた解説を付す。
感想・レビュー・書評
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名前も研究史上の重要さも知っていたけれど、論文をまともに読んだことがなかったボアズ。本書は彼が晩年に出版した集大成的な論集Race, Language and Culture (1940)から三分の一ほどの論文を訳出している。原書には63篇の論文が収められている。監訳者の工夫もありボアズ人類学のエッセンスが分かりやすい内容になっていたと思う。ボアズがボアズなりの「歴史」概念を非常に重要視して民族文化の資料収集と分析を行っていたことがよく理解できる。
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