神のためにまとうヴェール - 現代エジプトの女性とイスラーム

著者 :
  • 中央公論新社
3.75
  • (1)
  • (1)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 23
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120046209

作品紹介・あらすじ

世俗化が進んでいたエジプトで、みずからヴェールをまとい始めた女性たち。現代ムスリム女性を取り巻く社会的・宗教的状況と彼女たちの選択の意味とは。ヴェールの内と外を読み解く。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 読み易い。繊細な女心を繊細な筆致で綴った、学術書というよりエッセイやフェミニズム・ドキュメンタリーとして楽しめる一冊。宗教への見識が深まるのは勿論、女性として彼女らに対して極めて個人的な親しみさえ溢れた。素晴らしい読書体験だった。

  • ちょっと知れば、もっと身近になる。。。

    中央公論新社のPR
    「19世紀末、ムスリム女性が衣服や頭髪をヴェールで覆う姿は、社会の後進性の象徴とされ、内外知識人の非難を浴びた。その後、ヴェールを脱がせよう、脱ぎ去ろうという運動が広がっていくが、20世紀後半のエジプトで、多くの女性が自発的にヴェールをまとい始めた。彼女たちはなぜ、またどのようして、ヴェールの着用を選択したのか。多様なメディア資料と宗教関連書に加え、当事者である女性たちの声に耳を傾け、クルアーンの解釈、男性側の思惑、女性たちの思考や葛藤、新たな光を浴びる信仰心をていねいに読み解いていく。現代社会における女性 」

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所助教

「2023年 『東大塾 現代イスラーム講義』 で使われていた紹介文から引用しています。」

後藤絵美の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×