水燃えて火 - 山師と女優の電力革命

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (342ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120049521

作品紹介・あらすじ

福沢諭吉の女婿・桃介と女優第一号・貞奴が木曽山中に繰り広げた「水力オペラ」の波欄万丈。

感想・レビュー・書評

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  • 水力発電の初期の話だが、技術よりも川に纏わる権利の争いが主題。川上貞奴が、表には出なかっただろうが大きく関わっていただろうことに、驚く。
    木曽川の流域として木曽が取り上げられるが、川以前に林業の面で徳川時代から痛められ続けてきたことを教えられた。

  • 木曽川の電力開発を推進した福沢桃介とパートナー貞奴の小説風伝記。
    少し長いか。

  • 福沢諭吉の女婿で山師とも呼ばれた桃介と、日本初の女優・川上貞奴。その異端の交わりが水力発電の時代を開いた近代史の断面を描く、著者新境地のダイナミックな長編小説。

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著者プロフィール

作家。作曲家の神津善行、女優の中村メイコの長女。『親離れするとき読む本』は体験的家族論としてベストセラーとなる。以後、執筆活動の他、テレビ、ラジオの出演、講演、また、独立行政法人国立国語研究所外来語委員会委員をはじめとする公的機関や民間団体の審議委員などを数多く務める。著書に『美人女優』(集英社)『長女が読む本』(三笠書房)など多数。

「2006年 『メイコとカンナのことばの取説』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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