カミサマをたずねて - 津軽赤倉霊場の永助様 (単行本)

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120050756

作品紹介・あらすじ

白神山地の保護運動に尽力する登山家でありノンフィクション作家である著者が、今なお多くの人々の魂の拠り所となっている、赤倉山信仰の現状を報告する。
約20人の信者に綿密な取材をおこない、それぞれのその信仰のあり方を綴ることにより、現代日本において、境遇の異なる人々に「カミサマ」がどのように存在し、個々人の生活にどのように浸透しているのかを明らかにする。
奇跡的な霊験に重きを置くのではなく、あくまでなぜ太古から現在に至るまで、一つの民間信仰が、一定の人々の心を掴み続けているのかをノンフィクション作家ならではの視点から冷静に描く。

目次より
序章 語部
第一章 加持祈?眼病克服/民宿「東洋赤羽」/信は生きる力なり
第二章 危機脱出大館大火、奇跡の一軒家/東北大震災3.11そのとき/「地獄の三年間」の後先
第三章 冥助に感謝す祖霊を敬う永助様は不滅/逆境をバネに
第四章 憑依を祓う悪霊退散/神々の村/霊媒師イタコ
第五章 御神水霊験あらたかな清水/難病と闘う母娘/カミサマ料理礼
賛終章 挑戦

感想・レビュー・書評

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  • 津軽地方に太古から根づく赤倉山信仰の歴史と現状を、多くの信者への取材を元に多面的に捉えた著者渾身のルポルタージュ。

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著者プロフィール

根深誠

1947年、青森県弘前市に生まれる。明治大学山岳部OB。日本山岳会会員。日本勤労者山岳連盟顧問。73年以来、ヒマラヤの旅と登山を続ける。84年にはアラスカ・マッキンリー山(現・デナリ)で行方不明になった植村直己さんの捜索に参加。これまでにヒマラヤの未登峰6座に初登頂。故郷津軽の自然を愛し、白神山地を歩き尽くす。ブナ原生林を東西に分断する青秋林道の建設計画が持ち上がった際には、反対運動を立ち上げる。主な著書に『遥かなるチベット』、『山の人生』、『いつか見たヒマラヤ』、『ネパール縦断紀行』、『風雪の山ノート』、『世界遺産 白神山地』、『ブナの息吹、森の記憶』『白神山地マタギ伝 鈴木忠勝の生涯』など多数。

「2019年 『渓流釣り礼讃』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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